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謝罪の王様でなくとも・・・・本心の謝罪は心を打つ!

先日、映画を観ました。
ふふふ、思いだしただけで笑えてくるわ、
『謝罪の王様』っていう阿部サダヲ主演のコメディです。

 

もうこれがおもしろいのなんのって。
まぁ、バカバカしいとも言えるのですが
映画評論家のわたしとしては(いつから評論家になったんや~??)
★は3.5かな?
声を出して笑いたい方、ご覧になったらいかがでしょう?

 

ストーリーは、東京謝罪センターの黒島所長(阿部サダヲ)は、「謝罪師」、いかなる困った事態をも、依頼者の代わりに「謝罪すること」で見事に解決!

映画鑑賞後思ったこと。
んーーーー、謝罪は人の心を動かせる!ってことでしょうか。。。
映画ではおもしろおかしく描かれてはいますが、日常において「ひとこと、謝ってくれさえしたらそれで気は済んだのに・・・・」ってこと、確かにあるでしょうね。
何もその見返りがほしいとかではなく、その謝罪の一言さえあれば、その後の事態は変わったかも、、、、ということ。

 

ところで、わたしはけっこう厳しい家庭で育ちました。
は優しく穏やかだったのですが、は明るく陽気なのはよいのだけど、しつけに厳しく、わたしも弟も母からはよく頬をぶたれました。 
わたしが最後に母にぶたれたのは、16歳の時です。
学校帰りにウソをついてロックコンサートに行ったのですが、帰宅後あっさりその嘘がバレて、頬に手の型がつくほどぶたれたのでした。

 

それからう~んと時を経て・・・・
わたしが母となった日。
すやすや眠るちっちゃいちっちゃい新生児の息子を見つめながら、「おばあちゃん」となった母が、思いがけずこんな言葉を口にしました。

 


「私はあんたらを厳しく育ててきた。叩いて育てた。
あのときは、私も若くてそれがええと思うてたんや。
でも今にして思うんよ。
もっともっと、あんたらを優しいに育てたらよかったと、、、。
ほんまに悪かったなぁ。悪いことしたなぁ。
申し訳なかったと思ってるんよ。
だから
あんたはこの子を優しく優しく育てるんやで」

 

わたしは厳しく育てられたことを恨んだりはしてませんでしたが
まさかの母からの謝罪。
そして、さらに母いわく

 

 

「あれほど叩かれてきたのに、あんたらは道を踏み外さんと
ようまっすぐに育ってくれたなぁ。
お母さん、ほんまに感謝してるんよ・・・・」

 

謝罪と感謝の言葉。
あの日の母からの言葉はわたしの心の灯です。
ありがとうございます。

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