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お隣の国・韓国のある高校での「職業選択の十戒」とは・・・

ソウル大学生活科学学部のキム・ナンド教授の韓国での一般講演がテレビ放映されていました。
就職難に苦しむ若者に向けてのメッセージです。

 

韓国では、新自由主義的な政策が積極的に推し進められ、
日本以上の競争社会。
とにかく国力を上げるため、自由競争を奨励してきた結果、貧富の差の拡大などの弊害も生じています。
若者たちは、いい大学を目指し、留学、美容整形までして、いい就職をしようと必死だそうです。

 

韓国の多くの高校が、受験に勝ちぬくための学校となっている中、
私立コチャン高校は畑仕事など実践的な教育をする高校とのこと。
この高校では、1950年代からこの「職業選択の十戒」が掲げられているとのことでした。

 

 

コチャン高校職業選択の十戒
1. 給料が少ない方を選べ
2. 自分が望む所ではなく、自分が必要とされる所を選べ
3. 昇進のチャンスがほとんどない所を選べ
4. すべて条件が揃っている所は避けて、イチからはじめなければならない荒れ地を選べ
5. 先を争って人が集まる所には絶対に行くな。誰も行かない所に行け
6. 将来性がまったくないと思われる所に行け
7. 社会的な尊敬が期待できない所に行け
8. 真ん中ではなく、端に行け
9. 両親や配偶者、婚約者が命がけで反対するところなら間違いない。迷わず行け
10. 王冠ではなく断頭台が待つ所に行け


つまりは、「常に自らを成長させる選択こそが正しい道」ということだと感じます。
これは職業選択のみならず、あらゆる選択において言えることなのでは・・・

 

さらに
キム・ナンド教授の言われた言葉。

「卵は自ら割ると生命となるが、
人に割られると卵焼きになるだけである」

 

自分の命を活かし、輝かせるのは自分。
自分の道を自分で選ぶ。
選択肢を人や世間の目に委ねてはならないとの戒めのことわざなのかな、と思います。

ありがとうございます。

 

 

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