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物事はすべてうまくいくように・・・なっている!!

先月、世話人をさせていただいている「人間学塾」(毎月第2土曜・大阪大学中之島センター)で、志ネットワークの上甲晃先生にご講話いただきました。
先生は、松下幸之助氏が私財を投じて創設した松下政経塾に塾頭として長年人材育成に尽力された方。
晩年の幸之助氏のおそばで、その生き様と経営哲学を目の当たりにされた方です。

 


「宇宙根源の力は、万物生成発展の法則をもって働いている。
だから、物事はすべてうまくいくようになっている。
経営は、宇宙万物根源の力によって行う限り、永遠に発展するものである。」
(松下幸之助)

ここでいう「経営」とは「事業経営」を指すのでしょうが、「人生経営」も同様。
その全ては宇宙根源の力によって成る・・・?

 

松下幸之助さんは、宇宙根源の力により自然万物は創られ、その力はひとつの木や草にも満ちていると考えた。
そして、この理に従えば、物事はうまくいくようになっているにちがいないと・・・・


 
幸之助さんは京都・南禅寺の近くに「真々庵」を作り、そしてそこに伊勢神宮内宮の8分の1の大きさの社を作られたそうです。
その中には幸之助さんご自身が書かれた「根源」の文字。
もともと幸之助さんは信仰心は篤く、あらゆる宗教を学ばれたそうですが、常々言われていたのは「宗教は大事や。しかし捉われたらあかん」。

 

幸之助さんは毎朝この「根源社」にお参りし、そこで2つのことを祈っておられたとか。
一つは「感謝」。
「ありがとうございます」の祈りです。
「感謝」とは真理であり、感謝の足らない人は決して幸せになれない。
そしてもう一つは「素直」。
幸之助哲学の根本は、「素直であればものごとはうまくいく」。
この素直とは、いうまでもなく人の言いなりとは全く違い、「宇宙根源の力」に対して、抗うことなく素直であれ、ということなのでしょう。
言いかえれば、天の意思に従うということかと思います。

 

幸之助さんは「僕は素直の初段になるのに三十年かかった」と言われたことがあったそうです。上甲先生が、なぜ三十年かとお尋ねすると、「将棋では一万回対局すれば初段だと聞いている。素直になりたいと三十年間毎日毎日願っておったから、ほぼ一万回で素直の初段や」とのことでした。
それにしても三十年でやっと初段!?
いったい名人にはいつなれるのか。
その先生の問いに松下幸之助さんは言いました。「素直の名人は神さんや」。

 

ありがとうございます^^

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