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わたしの愛する母のこと・・・

今宵は14番目の月。
明日が満月だそうです。

 

わたしは、現在大阪・東京のセミナーのほか、講演活動も喜んでさせていただいていて、
おかげさまでそこそこ忙しくもあるのですが、

 

そのお仕事、いいえ、お志事と同様に大切にしているのは
家族との時間であり、そして認知症になった母との時間です。

 

わたしの母は、その昔、町一番の秀才(まぁ、田舎町ですが)と言われた才媛だったらしいのですが
それはともかく、娘のわたしから見ても、とってもがんばりやさん。
有名国立大学を出て、教師になり、仕事もがんばって、当時まだ珍しかった女性校長にまでなった女性です。

 

しっかり者で、明るくて、毎日が充実していて輝いて生きていた母。
でも
そんな人でも認知症になるんだなぁって、発症当初は驚きました。

 

一番つらかったのは母でしょう、
発症当初、母はフッと正常になったときに、
よく「私、だんだんバカになってきてるみたいやねん」と落ち込んでいました。
ずーっと「だいじょうぶ、年をとれば誰でもなるよ」って、わたしはごまかしていましたが、
日常生活に支障をきたすようになった今では、
自分の日程をやりくりして、母の介護に実家に通っています。

 

あー、「ありがとう」の言葉に出合えていてよかったなぁ!て、

あらためて思うのは
こうして介護させていただいているとき!!

 

もし出合えていなかったら
母のおかしな言動に対して
「お母さん、前はあんなにしっかりしてたのに、なんでこんなになったの!?(>_<)」

「情けない」「悲しい」「辛い」・・・とか思っただろうし、
また
何度言い聞かせても失敗したりすることに対しては
「何度言えばわかるの!!(-“-)」
なんていう、怒りが出たかもしれない。

 

でも、いま、わたしは母のどんな言動を前にしても
とっても安らかで
むしろ いろんなことに手がかかる母をわが子のようにいとおしくさえあります。

 

ともに過ごせることが「ありがとうございます」だから。
それしかないから!!

 

昨夜から今日一日を母と過ごしました。

  お母さん、朝目覚めてくださり「ありがとうございます」
  わたしの作ったご飯を食べてくださり「ありがとうございます」
  わたしとおしゃべりしてくださり「ありがとうございます」
  ほほえんでくださり「ありがとうございます」
  今日も元気で過ごしてくださり「ありがとうございます」

 

母と別れて夜遅く家に着くころ、空には14番目の月。
あぁ、きれい。(●^o^●)

 

すべてすべて…ありがとうございます

 

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