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ありがとうメール~大切なあなた

今朝、大切な友だちから涙声で電話がありました。
彼女はわたしの後輩。
青春時代をおおいに笑って過ごした仲間。
明るく利発でアクティブだった彼女が「もう私、だめです」と・・・・。
結婚し、やさしいご主人、そして子宝にも恵まれた彼女。
傍目(はため)には何不自由なく見えても、誰しもさまざまな悩みや問題に出くわし、歩むことができずに途方に暮れてしまうときって・・・ありますよね。
いま、彼女はそのさなか。

 

 

精神科からたくさんのお薬も処方されている、とも話してくれました。
「今まで、自分を抑えて頑張って頑張ってきた。でも、もう限界・・・。
 でも、中川さんの声を聞いたら、また元気になると思って電話してしまいました」
わたしはただ、彼女の話に耳を傾けました。
「中川さんからは、“言葉が心の向きを決める”って教えてもらってて、それなのに、マイナス言葉を撒き散らしている私がいるんです。
 笑顔のひとつもできないだめな自分がいるんです。
 これまで、あんなに教えてもらってきたのに、なのに“ありがとう”も言えないんです」。

 

 

そして、とてもつらそうに
「もう、生きていくこともしんどくなってしまって・・・・・」。
死にたいとまで考えるようになった、と話してくれました。

 

 

「ありのままの自分でいいよ」とわたしは言いました。
「マイナスを言ってる自分、笑顔できない自分、ありがとうって言えない自分。

 いまのその自分を否定せんでいいよ。
 マイナスな言葉をついぶちまけてしまっても、キャンセルしたらいいだけ。
 キャンセルして”ありがとうございます“で塗りかえたらいいやん」。
「そうなんですね、それでキャンセルして、ありがとうでいいんですね」
「だから、私はダメって、自分責める必要ちっともないんよ・・・」

 

 

彼女は泣きながら、実は自ら命を絶とうと決意した朝、どうしても小学生の娘さんが学校にいかなかったのだ、と話してくれました。
「早く学校に行きなさい」と促しても
なぜか「今日は学校に行きたくない」とぐずぐずしてとうとう行かなかったそうです。
いつもは学校大好きな女の子なのに・・・。

 

 

「私、生きててもいいんですよね?」
「あたりまえやんー」
わたしはここに生きていること自体、もうそれは大変な確率の奇跡とよべることであることを夢中で伝えました。
彼女のいのちを抱きしめるように。
涙がぼろぼろこぼれました。

 

 

電話をきる前に、彼女が「一つだけお願いがあります」と言いました。
「きいていただけますか?」
「なぁに、なんでも言って」
「今日から毎日、一日の終わりに中川さんに“ありがとうございます”ってメールしていいでしょうか。

 お返事はいりませんので」
その彼女の言葉に胸がつまって、また新たな涙がこみあげました。

 

 

今夜、彼女から2行だけのメールが来ました。
『今日はたくさんの人に助けていただきました。
 ありがとうございます』
その言葉には光が詰まっているように思えました。

 

 

彼女に祈ります。
ご縁ある方々に祈ります。
辛い気持ちを抱えている全ての人に祈ります。
無限の無限の安らぎがいっぱい
愛がいっぱい護りがいっぱい笑顔がいっぱい・・・・
ありがとうございます。

 

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