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歳をとると神さまに近づくのかも・・・

 今年も・・・ほんとわずかになりました。

いっつもバタバタと慌しいわたしだけど、どんなときにも離れないのは、この秋施設に入所した母のこと。

母は認知症がひどくなってきたことと、足が悪くなってしまったことから、一人での生活が困難となり、やむを得ず施設に・・・。

あ~、どないしてるかな?淋しくしていないかな?と、いつも心はちょっぴり曇り空。

 

 

さて、このあいだ、クリスマスのときにとったツーショット

うちのママです。

どことなく似てるでしょう?

もともと母はきれいな人で、わたしは周りから「もっとお母さんに似たらよかったのにね」などと言われてきて、わたしゃショボンと傷ついていました。

目や鼻や眉や、個々のパーツは似てるのに、配置が若干違ったために、総合的にわたしと母じゃ「顔の評価」に差が出たわけでして・・・(泣)

いやぁ、あの、これマジで、思春期はそうとう悩みましたよ。

写真もきらいでした。

 

 

さて、老いてきた今の母とわたし、似てるなぁ~。

親子です。やはり。

わたしが80になるとこうなります??

認知症のせいで、おかしなことを口走りがちな母は、わたしが来ると、

「これ私の娘よ。似てる?きれいでしょう」なんて言うので

もう~ヤメテ!って感じ。あたふたあたふた・・・

まぁ皆さん馴れたもんで「はいはい」とにこやかにお返事くださいますが。

 

この写真あらためて見て、

「あ~、お母さん、優しい顔になったなぁ」

かつてはもっと厳しい顔でした。

目も強い力があった。

いまは穏やかなエネルギー。

歳をとるって、だんだん神様に近づくことなんかな、と思います。

 

テレビの前に飾ってあるのは、幼い日のわたしを抱っこする亡き父の若き日の写真。

40代で夫を不慮の事故で亡くした母、わたしと弟をしっかり育てなければ、と、そりゃぁ穏やかな面持ちでなんていられなかったのかも。

「懐かしい懐かしい」と母はこの写真お気に入り。

白黒写真だけれど、つぶさに当時の色を覚えてる。

「千都子の着てるのは赤のボアのコートよ」とか。

母とふたりであれこれ話してると、弟がやってきた。

「メリークリスマス!」

弟はでっかいからまるでサンタさん。

認知症になってしまって、どんどん大切なこと忘れていってしまってる母だけど、

もう、ほんとうに大切なことだけわかってくれていたらいいかな。

つらかったこと、しんどかったこと、激怒したこともみぃんな流して。

わたしや弟たちがお母さんを大切に思ってることだけは伝わっていたらいいかな。

 

お母さん、あなたがわたしたちを愛したように、わたしたちもお母さんのこと愛していますよ~!

お母さんの子どもでよかった!

ありがとうございます★

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