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あるときはセミナー講師、またあるときは・・・

寒くなったり暖かかったり・・・

そしてだんだんと季節は移ろっていくんですね。

わたしの本職は、といえば「セミナー講師」なのですが、「川柳作家」という一面もあります。

いろんな文芸誌に川柳作家として文章を書いたり、投句をしたり、また句会のあるときは選者(入選句を選ぶ人)を務めさせていただいたりもします。

これまでにも、小さな句集や、ほかの作家とご一緒の合同句集は出版されているのですが、この春、わたしの句集が出版されることとなりました。

出版社から「是非!」と言われて、大急ぎで書きためていた膨大な句をなんとか句集になるように選び、配列も考えて・・・あ~タイヘンだったぁ~

まだまだこれからも校正などありますがね!

本のお値段は・・・そんなに高くないと思いますので(笑)、興味があって読みたい方は買ってくださいませませ。

もし買ってくださったら、お手元で可愛がってやってくださいまし。

 

 

川柳は、自由に「自分」を読む世界一短い詩です。

今日は、わたしの作品をランダムにご紹介しますね。

味わい方は自由。

どういう意味?っていう句も、読まれる方のご理解でいいのですよ。

でもどーーーしても知りたい、っていう方はこっそりご連絡くださいな。

こっそり教えます。うふふ。

 

 

正しさの境界線を濡らす雨

体じゅう花を咲かせて逢いにゆく

渡された紙片小さく折りたたむ

半割りのパパイヤの艶また恋に

約束を果たせば会えぬ人になる

ありがとうそして打ち切られる話

晩鐘や分からなくなる帰り道

黙礼の角度で落下するわたし

湾岸線答えはいらぬ問いがあ

満月につきまとわれる疚しい日

約束のたびにあちこち発芽する

鳴りやまぬ鈴に導かれて眠る

目くばせにどっとこぼしてしまう水

礼を言いながらどんどん遠くなる

正解のないことはみな空に訊く

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