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あいしています、で始まる「ひらがなの生き方」

今日のラジオ【中川千都子のありがとうのじかん】で、『ひらがなの生き方』というとってもすてきな詩を紹介しました。

作者は村上信夫さん。

元元NHKアナウンサーの方だそうです。

ラジオや、テレビでは『おはよう日本』『ニュース7』でご活躍なさった人だとか。

 

あるとき、村上さんは「こんな生き方ができたらいいなぁ」という思いをこめて、あいうえお・かきくけこ・さしすせそ・・・・・と、あ行からわ行までの五十音を織り込んで詩を作られました。

それが『ひらがなの生き方』です。

 

しみじみ読めば、それぞれの行ごとに、「あぁ、こうありたい、こうあろう・・・」という気持ちが湧いてきます。

ありがとうございます。

 

 

『ひらがなの生き方』 村上信夫

 

あいしています

 いまここに

 うんでくれて

 えらんでくれて

 おかあさん

 

かんしゃしています

 きれいなこころに

 くじけないこころに

 けじめのあるこころに

 こびないこころに

 

さがしています

 しんせつにしてくれたひとを

 すてきなことをおしえてくれたひとを

 せいせいどうどうとしていたひとを

 そっとしておいてくれたひとを

 

たいせつにします

 ちちははのこと

 つかのまのこと

 てまひまかけること

 としをかさねること

 

なかないようにします

 にくまれぐちをいわれても

 ぬれぎぬをきせられても

 ねたまれても

 のけものにされても

 

はんせいしています

 ひねくれたこと

 ふへいをいったこと

 へんけんをもったこと

 ほかのひととくらべたこと

 

まんぞくしています

 みんなのおかげさまだと

 むすばれたごえんだと

 めぐまれているからだと

 もったいないことだと

 

 やくそくします

 ゆるがないいきかたを

 よりそうことを

 わらいをわすれないことを

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