どんな日も・・・心に喜神を~
今年も穏やかに暮れてゆきます。
皆さま、2015年この一年ほんとうにありがとうございます。
今日の大晦日も、ラジオ【中川千都子のありがとうのじかん】生放送させていただきました。
聴いてくださった皆様ありがとうございます。
また今夜11時からも再放送させていただきますが、今日は大好きな作家・神渡良平先生のご著書からの言葉をご紹介させていただきました。
それは・・・
《喜神を含む》
という言葉。
《喜神を含む》とは何か?
以下
ご著書『下坐に生きる』(致知出版社)からの抜粋です。
引用ここから~
安岡正篤先生は「喜神(きしん)を含む」という語句をこう解説されている。
「東西の聖賢たちの書物を渉猟(しょうりょう)すると、結局詰まるとこころは、『喜神を含む』ということである。
喜神の神とは神社仏閣に祀ってある神ではなく、精神の神(しん)、つまり心の最も奥深い部分を指す言葉です。
従って喜神を含むとは、どういう立場に立たされようと、それに心を乱されることなく、心の奥深い部分にいつも喜びの気持ちを抱いてことに当たれば、どんな運勢でも開けないものはなく、上昇気流に乗ったように開けていくという意味です。
これこそは人生の極意であり、特に人の上に立つ者が身につけておかなければならない姿勢だと思います」
喜神を含んでものごとが実行できるためには、どんなことであろうとも、甘んじて受けることが大切だ。
甘んじて受けることができるためには、自分の人生は天が導いている、従がってどういうことが起きようとも、それはよいことの兆しであって悪いことは何もないという強い確信が必要である。
天へのこの深い信頼があるとき、私たちは目先のことに動揺することなく、一見トラブルにしか見えないことも甘んじて受け入れ、誠心誠意改善に努力することができる。
人を非難することなく、清々(すがすが)しい気持ちで、喜々として取り組める。
そうすると、事態は変わっていかないはずはない。
それを一度体験すると、信念が裏打ちされる。
私たちは、この信念…天と自分との間には深い絆がある…を強固にするために、この人生においてあらゆることを体験させられているといえるのではないだろうか。
これを祝福といわず、何といおうか。
人間は祝福された存在なのだ。
だから私は、人間、万歳!と叫びたい気持ちで一杯である。
お互いの人生を取りこぼすことなく、有意義なものになるよう、切磋琢磨してがんばっていこうではないか。
~引用ここまで
人生生きているといろんなこと、ありますよね。
今年一年もいろんなことがあったことでしょう、これ読んでくださっているあなたにも。
わたしもたくさんの方々と接しさせていただき、カウンセラーというお仕事(志事)柄、ご縁ある人の慟哭とも言える心の声に耳を傾けさせていただきました。
どの人もがんばって生きておられる。
まっすぐに懸命に生きておられる。
だけど
苦しいことはそんなことお構いなしにやってきたりする。
そんなときも。
神渡先生は、安岡正篤先生の教えをひもときつつ、おっしゃるのです。
《喜神を含む》
その生き方をしなさい、と。
喜神。誰の心の中にもいる奥にいる神さま(=本心)につながること。
良いことも
そうは思えないことも
みんなみんな
神さまからの思し召し。プレゼント。
感謝とともに喜んで大いに受け、そして学び、毎瞬毎瞬天にお返ししていきましょう。
心中に喜神を含んで生きていくことで、真の自分になっていけると思います。
ご一緒に歩んでいきましょう。
わたしたちはここに居る、それだけで、すでに祝福されている存在なのですから。
今年のご縁に感謝。
どうぞ輝きに輝く新年をお迎えくださいませ。
良いお年を!!!!
ありがとうございます
2015.12.31