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小さな中の大きな宇宙

わたしの大好きな坂村真民先生の詩です。

宮沢賢治のように、真民先生もまた宇宙の真理を日々の中で感じておられた詩人だったのだと思います。

ゴールデンウイークはわたしはまるまるのお休みはないものの、本はいつも携えて。

打ち合わせのお人を待ってる間や電車の中でもスマホじゃなくて本を開いています。

本はいいなーーー

小さな中に宇宙があります

ありがとうございます

 

 

 

「宇宙のまなざし」坂村真民

 

 

       

 二つのものが一つになり

 そこに生命が生まれ

無数の小宇宙が誕生し

生成する

空は茜(あかね) 喜びの雲が飛ぶ

 

 

 

 

無限不可思議な力が

粒子となって

絶えず流れ

特に寅の一刻では

霊性を持ったものが

稲妻のように

全宇宙を駆けめぐる

 

 

 

十億兆の母太陽があり

百億兆の惑星があり

 これらすべてが

整然と運行し

何の乱れもない

何というすばらしさか

 

 

  

一輪の花

 一羽の鳥

すべては大宇宙の分身

むろんわれわれの体も然り

故に釈迦牟尼世尊も言い給う

天上天下唯我独尊と

 

 

  光があり  

闇があり  

陰があり  

陽があり

 この世があり  

あの世があり  

苦があり  

楽があり

 このように相対のなかに  

調和があり  

秩序があり

 

 

 

宇宙生成の原理がある   

それを知らねばならぬ

 

宇宙

 

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