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ある日の講座の朝の出来事

先日、高槻の講座に行くためにJR大阪駅に着くとごった返していました。

なにごとかな~と思っているとアナウンスがあり、神戸方面での列車事故のためダイヤが乱れているとのこと。

 

神戸方面は運休。私の向かう京都方面の電車は約一時間の遅れが出ていました。

幸い早めに家を出ているため、11時からの講座には十分間に合いました。

受講生さんも、京都方面からの方、そして神戸方面の方は振り替え輸送でどの方も大幅に遅れることなく会場にお着きになられました。

 

 

 

とりあえずやれやれと、ほっとして皆さんが席についたとき、大阪市内からお越しのRさんが

「今朝は大変だったのだけど、おもしろいものを見ました」と。

 

 

なにがおもしろかったの?と聞くと

いつくるかわからない電車を大勢のお客さんとともに、Rさんも8番ホームで待っていたそうなのですが

 

「遅れておりました〇〇行、ただいまより9番ホームに入ります」

 

という駅のアナウンスが入ると、一同ドドドドド・・・と一斉に8番ホームの階段を怒涛のごとく駆け下り、駆け上り9番ホームへ。

もちろん、Rさんもご一緒に。

 

ところが、9番ホームで待っていると

 

「点検が終わりましたので、〇〇行8番ホームに入ります。こちらの電車が先に発車いたします」

 

のアナウンスの一言で、さっき9番ホームに大移動した一行は、またまたドドドドド・・・と8番線へ。

もちろん、Rさんもそのひとり。

 

階段の昇り降りでへとへとになったものの

 

「先生、なにがおもしろかったかというと、誰一人文句も言わず、ウロウロさせられてるのに怒り出す人もなく、アナウンスどおりに移動していくことなんです。

 

しかも、急いでいるにもかかわらず、階段の〈下り〉〈上り〉の列をちゃんと守って、片側に寄って、みんな整然と移動しているんですよ。

 

こんなときにも日本人は礼儀正しいし、秩序をまもるんだなーと、おもしろいというか、良いもの見たなぁという気持ちになりました」

 

お話を聞いて、どんなときにも人の和を重んじる、我先に行動することは恥ずべきこと、という精神文化がここにも生かされているのかな、と思いました。

 

講座のみなさまもその話を聞きながら、

「そういえば、落とし物も日本では戻ってくる可能性高いですよね」と言われる方も。

 

うんうん、海外旅行に出ると、どの国でも落としたら戻ってこないと思え、と言われますよね、確かに。

 

 

その方はあるとき携帯電話を落とし困っていたら、小学生が警察に届けてくれていて、無事戻ってきたそうです。

小さな子でも、落とし物をみたらほったらしにするのはなく、ましてや自分のものにするのではなく、なんとか落とし主に返してあげなくては、、、、と思う心、これは実は当たり前ではなく、私たちの国特有の和を重んじるDNAなのかも~と思うと、うれしくなってきます。

 

人に喜ばれる小さなことやっていきたくなりますね!

 

新たなる無限の無限の平和が無限に無限にいっぱい

ありがとうございます

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