日本人なら知っておきたい・・・「日本は祈りの国」
正月二日、皇居で一般参賀が行われましたね。
天皇陛下が「わが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」とごあいさつされているのをテレビで観ました。
若いころ。。。というか、ほんの数年前まで、わたしは天皇のお仕事をわかっていませんでした。
・・・わかっていないというか、ホントいいオトナが恥ずかしいのですケド、天皇を大切に思っている人って右翼?右よりの思想?などと思っていたりしたモノ知らずです、わたし。トホホ。
天皇のおつとめについてはどう思っていたかというと、種々いろんな国レベルの催事のときに、日本の代表としてご挨拶が公務だと・・・。
皆さんは、天皇のおつとめや、意味はご存じですか?
アジアの貧困国の子ども達への支援活動をなさっておられる池間哲郎先生(NPO法人アジアチャイルドサポート代表)が、元日の天皇陛下について記事をアップされておられました。
元旦の天皇陛下
若い頃、天皇陛下が正月をどの様にお過ごしになられているかを考えた事など無かった。
温かな部屋でお休みになり皇居で行われる行政、司法要人が祝賀を述べる「新年祝賀の儀」の準備をされていると思っていた。
ごゆるりと過ごされているのでは無かった。
真冬の寒さの中で、早朝4時から冷たい畳の上に正座され、たった一人で長時間にわたり東西南北の諸神に「豊作」「国民の平和と安寧」をお祈りになられる。
それが「四方拝」です。飛鳥時代から始まり現在まで続いている宮中祭祀の中でも最も重要な祈り。
この祭祀に代理人(御代拝)は認められず、天皇陛下だけが行える。
凍てつく寒さの中で「ただひたすら国民の幸せを祈る」天皇陛下を知った時「有り難き幸せ」を感じ「日本人に生まれて良かった」と思った。
そう、天皇陛下のお仕事は「祈り」です。
国民の幸せを祈ること、なんですよ。
こんな国・・・他にはないでショ??
天皇には政治の実権がない。政権握る国の代表とは別に、「国の象徴」。
なんのため?
池間先生が仰るように、天皇には古来より「国民の幸せを祈る」お役割があるから。
古くから天皇の最も重要なつとめは祭祀を行なうことです。
1月1日の四方拝、
2月17日の祈念祭、
10月17日の神嘗祭、
11月23日の新嘗祭など、
天皇陛下は年間30回にも上る皇室祭祀を行なっておられるそうです。
これは日本では、万世一系の子孫で祭祀を司る最高権威者である天皇により、古来から現在まで続いていること。
神代の昔より、代々の天皇が国家国民の安寧を祈り続けておられてきた、、、、わたしはそのことをずっと知りませんでした。
そんなことはマスコミも報じないし、学校の教育でも教えません。
もしかしたら、多くの国民は知らないのかもしれない。
それでも、天皇陛下は国家国民の安寧を祈り続けておられます。
日本は祈りの国。
国民は祈られている存在。
あらためて、わたしも池間先生同様、日本に生まれた幸せを思います。
2014.1.4