今年は丙申の年・・・ハテ?その意味は・・・
さて
今年は申(さる)年ですよね。
わたしが古事記を教わっている今野華都子先生に「申年」の言葉の意味を教えていただきましたよ。
もともと、干支の十二支は、その昔、農業に利用され、「農作物の生育に関わる暦」として利用されていたそうです。
で、昨年は羊年=未年でしたが、その「羊」(未)は、“未だならず”・・・という意味だったそうです。
そして今年の「申(さる)」は、
「伸ばす」という意味があり、「草木が十分に伸びきった時期で、実が成熟して香りと味がそなわり固く殻におおわれていく時期」とのこと。
そう、「「申(さる)」という字は、実は動物の「猿」とは関係がなく、本当は「しん」と読み、その「申」という漢字は、「雷」の原字で、元々「稲妻(いなずま)」を表した象形文字になるそうです。
そういや、「申」の真ん中の棒の突き抜けてるところなんて、雲を貫く稲妻みたいやな~。。。
やがて「稲妻(いなずま)」を表した象形文字でだった「申(さる)」の漢字は、「のびる」や「もうす」という意味で使うようになりました。
申の前にある「丙」は「ひのえ」と読みます。
丙は「明らか」という意味があります。
丙は形が明らかになってくる頃です。
前年の「乙」はまだ自由に伸びることができず、曲がっている状態でした。
今年はいままでの努力が形になって見えて来る年です。
よく昔から、「申(サル)」が「去る」で、「悪いことが去る」・・・というのも聞いたりしましたよね?
苦難が去る、災いが去る、病気が去る・・・
2016年・・・
これまでの積み上げてきたものが・・・いよいよ「明らかに」なってゆく一年となるのでしょうか?
これからも淡々と
焦らず驕ることなく大きな一歩とはならなくても、小さな善きことを重ね続けていきたいです。
その小さな力がいずれ明らかにカタチを成してゆくことを信じて・・・
ありがとうございます
2016.1.3