お正月にお餅をいただく理由
お正月2日目です。
すでに食べすぎてる感いっぱいです。(笑)
お雑煮、大好きです。
関西(大阪?)では、元日は白味噌のお雑煮、今日二日目は水菜の入ったすまし汁に焼き餅を入れます。
皆さまの地方でもそれぞれのお雑煮があるでしょうね。
また聞かせて欲しいです。
さて、
なんでお正月にお餅をいただくのか・・・考えたことあります?
・・・・ってわたしはけっこう年中お餅食べてるような気もしますが。
餅は元はといえば「米」であり「稲」ですよね。
「いね」→「いのちのねっこ」という意味だと、わたしが古事記を教えていただいてる今野華都子先生から教わりました。
いのちのねっこである「餅」は「魂」を象徴するものなのです。
そもそも、お正月とは(日本で一番重要な行事ですが)、新年の神さまである「年神さま」を迎え、もてなし、見送る行事。
年神さまを迎えるということは、年神さまから「魂を分けてもらう」ということで、その数を数えれば年齢になります。
ところで、どうやって、年神さまから「魂を分けてもらう」のか??
実は年神さまの拠り代が「鏡餅」。
この鏡餅の餅玉が、年神さまの御魂であり、その年の魂となる「年魂(としだま)」です。
そして、年魂をあらわす餅玉を、家長が家族に「御年魂」「御年玉」として分け与えました。
これがお年玉の起源。 玉=魂という意味があります。
・・・・つまり、「おとしだま」って、年神さまからの御魂分けだったのですね!
この餅玉を食べるための料理が「お雑煮」で、餅を食べることで体に魂を取り込んだのです。
だからお正月に食べるというわけ。
歳時記には日本人の知恵や精神、神さまに繋がる生き方があらわれているなぁ、といつも思います。
だからどんなに時代が変わってもなくしてはいけないな。と。
最近、近隣住民の「騒音問題」のため、除夜の鐘を失くしている地域もあるそうです。
そういえば、注連飾りもしていないお家も多いです。
もしかしたら、そのうち鏡餅も飾らないお家も増えるかもしれません。
神さまをお迎えする大切なお正月。
心して過ごしたいと思います。
今日も素晴らしい一日穏やかな一日を生かさせていただき
ありがとうございます
2017.1.2