ゆっくり動くと人生が変わる・・・?
ある街のホテルで、友人と食事したときのこと。
店に入るやいなや、ホール係の男性がダダダダ…とやってきて
「ラストオーダーは9時となっておりますが、よろしいですか!!」
「・・・あ、はい。結構ですよ」
・・・・・ってまだ30分以上もあるじゃないの~と思いながら。
でも、笑顔の接客だから、まあいいわ。
とは思ったのですが、
そのホール係くん、その後もメニューを持ってくるのも、チャチャッとやってきて、
そのメニューの説明もタタタタ…と早口でまくしたてるよう。
観察していると、店内もまるで小走りにあっちへいったり、こっちへいったり。
きっとご本人はテキパキ仕事されているつもりなのだろうけれど・・・・・
ごめんなさい、なんだかちっとも落ち着かない。
だって、牛丼屋さんではなく、きちんとしたホテルのレストランなんだから、
もう少しゆったりと振る舞ってもらえないものかしらね、と友人と顔を見合わせました。
その後に読んだのが『「ゆっくり動く」と人生が変わる』(小林弘幸著、PHP文庫)という本。
著者は医者の見地から、「ゆっくり」動作することの健康面、能力面、人間関係面における利点を説いています。
現代人はさまざまなストレスにさらされ、常に「引き締め作用」の交感神経優位の状態、
「ゆるめ作用」の副交感神経の働きを高めることこそ、快適な毎日に好転するコツ、とのこと。
つまりは、ゆっくりを心がけることだとか。
特に、朝はバタバタするのではなく、ゆったりスタートすると一日が見違えるそうですよ!
男女ともセカセカした人間はモテず、ゆったりとした人は信頼され、モテるんだって~。
ところで先日、また例のホテルで食事の機会があり、同じレストランを利用したのですが、
ありゃ?あの彼がいない。辞めたのかな?
ちょっと一流ホテル向きではなかったものなぁ。
おせっかいながら、優雅に振る舞えるジェントルマンに成長されますことをお祈りします。
わたしもわが身を振り返りつつ・・・
ありがとうございます^^
2013.7.24