お父さんはイクメン!乳母車でダッシュ☆
今日は母はデイサービスの日。
施設の方が車で迎えに来て下さいます。
母を見送りながら、幼き日の息子の幼稚園バスを思いだしたりして。
わたしが手を振ると、車窓から手を振っていたあの日の息子。
・・・そして今日の母も。
わたしの両親は共働きでした。
父は役所勤め、母は中学校の教師。
父より母の方が先に出勤するので、わたしと弟(二つ違い)を保育園に送るのは、毎朝父の役目。
最近ではあまり見ないけど、乳母車(ベビーバギーではなく、しっかりハコ型4輪のもの)にわたしと弟は乗せられ、
父が保育園まで押してくれるのです。
わたしと弟は、乳母車のなかで、仲良くトーストをかじったり、
ときたま小突きあってケンカしたり。
今でこそ「イクメン」なんて、男性の育児がもてはやされていますが、
わたしが小さい頃なんて、そんなのとんでもない!
ただ、ひたすらカッコ悪いだけ~(>_<)
いつも母の乗る通勤電車から、通りを乳母車を押してゆく父の姿が見えたそうです。
時には遅刻しそうなのか、乳母車押しながらダッシュしてることも!!
車窓からそんな父の姿を見つけると、いつものことなのに涙ぐんでしまったとか。
「ネクタイ姿で乳母車押す人なんて、どこにもおらん。
だけどお父さんは、ひとつも嫌がらんとずっとやってくれたんよ。
あぁ、申し訳ないやら、ありがたいやら、と思うと涙が出てな・・・」
かつて母はそんな風に思い出話をしてくれたことがあります。
今日、わたしがこうしてあるのも
限りない親の愛と護りがあればこそ。
どんなに恩返ししようとしても返しきれそうもないけれど…
とりあえず、今晩は夕ご飯の用意で恩返し(^O^)
今夜のメニュー
・肉じゃが
・たまねぎとわかめの味噌汁
・きゅうりと穴子の酢の物
お母さん、今日も元気でいてくれて
ありがとうございます
2013.8.7