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心温かきは万能なり・・・人の心を荒ませない生き方

好きな言葉は?と聞かれたら、わたしはすぐさま思い浮かぶ言葉があります。
「心温かきは万能なり」

 

 

これはカー用品のイエローハットの創業者・鍵山秀三郎先生に教えていただいた言葉です。
昨年末に出版された最も新しい鍵山先生のご著書は『やっておいてよかった』(PHP研究所)。
人間なににつけ、「あ~あ、やっておけばよかった~」とあとから思うことの方が多いもんですよね。
この本は、齢80歳となられた鍵山先生の“人生の記録”、そのひたすら真摯な生き方に胸を打たれ、読みながら何度も何度も涙がこぼれました。
口で言うだけでなく実践の方なので、その生きざまに本当に心が震えるのです。

 


先生の人生は、どんなに人から馬鹿にされようと、ののしられようと、騙されようと、面倒であろうと、自分にとって不利となることであろうと、、、“正しいと信じるやり方”を黙黙と貫き、「やっておいてよかった」といえる人生。
先生の“正しいと信じるやり方”の一つに、決して人の心を荒ませてはならない、ということがあります。
たとえば、先生は宿泊でホテルを利用なさる時、歯磨きやせっけんなど備品など一切使用されず、まるで未使用のお部屋のように整えてチェックアウトされる、ということを耳にしたことがあります。
人によっては、宿泊代を払ってるんだから、と何もかも使い放題、散らかし放題で平気な人もおられるでしょうが、もしそんなことをすれば、お掃除係のホテルのスタッフの方が一歩部屋に入り、その荒れた有り様を目の当たりにしたとき、きっとその人の心はすさんでしまう。
そんなことは自分自身が許さぬ、と固く決めていらっしゃるのです。

 

 

今月度は「人間学塾・中之島」では鍵山先生にご登壇いただき、ご講話いただきました。
その際、参加者より質問が出ました。
「先生、これからの日本はどうなっていくのでしょうか?」
・・・たいへん大きな質問です。
先生はその大きな質問にもまったく動じず、こうおっしゃいました。
「日本がどんな方向に行くのか、それを表わすのは国民です。
日本人として、どうあるべきなのか、自分はどう生きるのか。
それを避けて国がどうあるべきか、など言えない。
一人一人が凛とした生き方をすること。
やがてそこから日本がどう進んでいくのが見えてくるでしょう」。

 

 

!!!!!(*_*)
ほんまや、先生のおっしゃるとおりです。
わたしも心して恥ずかしくない生き方を。
はい!!
ありがとうございます。

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