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子どもってザンコク!?・・・孤独な白ブーツ(涙)

昨日、今日と母のもとで過ごしました。
実家、わたしが育った家です。
身のまわりのことができなくなった母の身辺のことを一つひとつ片付けていきます。
どっひゃ~っとビックリすることもありますが・・・、怒らず・騒がず・・・静かに片付けてゆきます。

 


今日は、スーパーに買い物に出かけた帰り道、ふと思いついて、わたしが通っていた小学校の通学路を通ってみました。
当時遊び場だった空地には住宅が建って様相は変わっていたけれど、ちゃんと足が道を覚えていましたよ。
いろんな記憶がわっと思いだされました。

 


わたしは転校生でした。
大阪市内から、引越しした羽曳野市の学校へと、小学校3年の3学期に転校してきたのです。
学年が変わる1学期ならまだしも、すっかりクラスの絆ができている3学期に転校だなんて、、、酷なハナシでしょ!?

 


当時、わたしは体も小さくて、内気な女の子でした。(ホントです!)
ふつうなら、転校して初登校日には親と一緒に学校にいくのでしょうが、わたしの母も教師で、自分の学校の始業式があるので、わたしは一人で初登校したのでした。
登校の際、こども心に「ここはビシッとキメなあかん。最初が肝心、ナメられたらあかん」と思ったのを覚えています。
そしてわたしは、その決意を表わすべくどうしたかというと・・・
母が用意してくれていた、もっちゃりした紺の吊りスカートではなく、パンツの見えそうな?短い丈のスカート(自分的にはおしゃれなつもり)と、そしてその冬のクリスマスに買ってもらったばっかりの白の編み上げブーツをサッソウと履いて登校したのでした。
もし、母がそこに居たなら「それは学校に履く靴とちゃう、普通の運動靴はいていき」とアドバイスしてくれたのでしょうけれども・・・・。

 


その白のブーツはホントお気に入りで、頬ずりしたいぐらい愛してるアイテム。
当然、新しい学校で会うみんなからも「ステキね!」と言われるとばかり思っていたら・・・教室で担任の先生から紹介されたときからすでに感じる・・・冷たい視線・・・・。

 


あのね、
子どもって、ザンコクです。
ハッキリしています。
「異物」にビンカンです。

 


休み時間にドッジボールに誘われたので喜んで加わったら、一人残らず申し合わせたように、わたしが標的!
しかも、掛け声が「ブーツを狙え!」

 

ええええ~っ!!
いや、ほんで確かに、ブーツじゃ機敏に逃げられへんし!
ボール当てられまくりました。
そしてついたあだ名が「白ブーツの女」(って、そのまんまやん!!)

 

 

くくくく・・・くっそ~!覚えとけヨ!


悔しくて悲しくて、両手でコブシを固めながらトボトボ下った家までの坂道が・・・今日まさにスーパーの帰りにわたしが歩いたその道。
懐かしい。
でも、あのとき味わった思いが、わたしを積極的にしたのは事実。
小学校4年の1学期には学級委員になって、クラスをシメてました~、わはは!
うん、でも、やっぱり、思いだすと胸がしょっぱくなるなぁ・・・

 

スーパーから帰ると母が猫とうたた寝。
平和です。
ありがとうございます。

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