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色にまつわる個人的な話(前編)「幸せの色!?」

好きな色は?って聞かれたら、今なら迷わず「ピンク」と言います。
でもね、実は・・・

は好きだったけど、「ピンク」はもともとはキライな色。
ピンクも含めて、甘ったるいものや可愛い系のものは、キライだったんですよ、ワタシ。

 

 

それが、ある日突然、そう、もう突然にピンクが好きになったんです。
不思議でしょ。そ、トツゼンですよ!?
コレ、ほんとにホントに不思議な話で。
話は、数年前、病気で入院していたときにさかのぼりますが。

 

 

入院の際の身のまわり用品って、いろいろあれこれあるのですが、そのうちの一つにタオル。
これはもう必需品。
毎日使うものだから、いくつも持ってきていて毎日取り替えます。家族も新しいタオルを次々持ってきてくれます。
わたしは、あるミュージシャンの大ファンだから、うちのダーリンはわたしを元気づけようと、そのミュージシャンのロゴの入ったコンサートグッズのタオルをどんどん洗い替えに持ってきてくれました。(コンサートのたびに買うので家にもたくさんあるし笑)
もちろん、そのダーリンの気持ちはとってもうれしいのだけど・・・
ところが、この病床において、わたしに見えない変化が起きていて・・・それは「色が受けつけられない」。
どーゆーことかというと、黒や赤や黄色や、そんな原色がキツくて、とてもシンドイ。目にも心にも「色」が重いのです。
ロゴ入りタオルは、残念ながらそんな原色がベースなので、裏の白っぽい側を枕元において使っていました。

 

 

 

入院、そして手術、それから何日目かのある日のこと。
「チーコ~!どないやぁ?」
と病室にやってきてくれたのは、高校時代からの友だちのマル
大阪でめっちゃめちゃ美味しい串揚げ屋さん「くら羅」の女将。(←マルのお店、興味ある人、お誘いしますよ~!一緒にいきましょ!)
そのマルがお見舞いに持ってきてくれたのが「タオル」でした。
そのタオルは、淡いピンクをメインにアイボリーと若草色のボーダー模様。
いただいたばかりのタオルを広げたときに、あぁ、、、、と心がほろほろ・・・っとなったのを今も思いだします。
・・・・この色、この色よ。。。
その淡いいちごミルクみたいなピンクが、まるで、すぅ~っと心身に沁み込んでいくような感じ・・・
「マル!ありがとう!今、わたしが一番欲しかったものよ!」
「へぇ?そぉなんかぁ~?」とわからんままに、マルもにこにこ。

 

 

マルが帰ってからも、枕元にタオルをひろげてピンクを満喫。
あぁ・・・安らぐわぁ・・・

その後順調に回復したわたし、いよいよ退院の日にやってきてくれたのは、元同僚のマナミ
うちのダーリンとともに、家族さながらに身のまわりのことをしてくれて、ナースステーションにも一緒にごあいさつ「お世話になりました!ありがとうございまーす!」

 

 

時は4月の初めのこと。
病院を出れば、公園の若い桜の木にいくつかの花が咲き始めていました。
「ねぇねぇ、退院の記念に写真とってぇな~」
ダーリンに頼んで、桜の木の下でマナミと並んで写真をパチリ。
まだ数えるほどしか開いていない桜の花を見上げながら、「あぁ、ピンクって幸せの色やなぁ。。。。」と、涙が出そうになるほどしみじみと・・・・。

 

 

もうこの時点で、かなりのピンク好きに変身、変心。
そして、この翌日、さらにピンクにまつわる出来事が!
そのお話は、また次回!

 

ありがとうございます^^

 

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