ブログ

いつも笑顔だったあなたへ・・・おつかれさま ありがとう

皆さん・・・
今日は、、、、泣かせてね。
心はしぃーんと静かなのだけど、思いだすとほろほろ涙。
今日・・・友だちが亡くなりました。

 

 

中学の同級生Nくん。
中学時代から、思いやりある温かい人だった。
悪口や人を傷つける言葉を彼の口から聞いたことがない。
いつも穏やかで優しい人。今も笑顔しか思い出せない・・・

 

 

彼は誰もが知る大きな会社の幹部。
ごくたまに、わたしは彼とお茶やランチをした。
巨大組織の中で、また、時代の変化の波のなかで、しんどいことや理不尽なこともきっとあったと思うけど、彼はそんなことはおくびにも出さない。
ただいつも穏やかに微笑んでいた。

 

 

そんな彼に病巣が見つかったのは、一年半ほど前のこと。
手術、放射線と厳しい治療に耐え、仕事に復帰したとき、メールをくれました。
「お久しぶりです。
中川さんは何度も癌と戦ってこられたのでしょう?すごいなぁ。私は手術も一回だけだけどかなりしんどかったです。今はいかがですか」
「メッセージありがとうございます。
わたしは癌になって、たくさんの学びをいただけました。
それまでを振り返り、なんと傲慢に生きてきたことかと恥ずかしい思いです。
一番大きな学びは、自分が有限の存在だと気づけたことです。
その気づきのお蔭で、自己中な生き方から、人を喜ばせる生き方をしたい、と価値観がシフトしました。それに気づけたことは幸せやと思います。
毎日ありがたく、元気で上機嫌で過ごせています。これも病気のお蔭よ。
あなたもお大切にね。
そしてご縁ある方々の希望でいましょうねー」
「ありがとうございます。
私も有限であることに初めて気づきました。
そして、これからの生活にある種の覚悟ができたように思います。
これからもよろしくお願いします。お互いがんばりましょうね」。

 

 

Nくんは、わたしが闘病後、会社を辞め、起業したことを知ると、とても応援してくれました。
わたしがfacebookで、どこかで講演しました、という記事や、雑誌に取材していただいたという内容の記事をアップすると、真っ先に「いいね」してくれるのはNくん。
「こんにちは。
中川さんがあちこちで元気に活躍されているのをみて、前からすごいなーと思っていましたよ。とてもうれしいです。
いっそう元気づけられる気分です。これからも互いにがんばりましょう!」
「ありがとうございます。
闘病を経験したわたし達が元気で笑顔でいること、ただそれだけでプラスメッセージだと思います。
そして、この肉体あるあいだに、良い力をひろげるような・・・そんな生き方したいと思います。それが生かされてることへの恩返しかな」
「ありがとうございます。
中川さんのように、自分がたくさんの人に支えられていることに感謝し、自分らしく人を支えていけたらいいですねー!自分もそうなれるようにしたいです。これからもよろしくお願いします。またいろいろ話しましょう」

 

 

またいろいろ・・・って言ったきり、その後お話する機会は持てないまんま、Nくんは天に召されました。
Nくん、お疲れ様。
これからは天から応援していてね。
あなたからいただいた良い力を大切にして生きます。
お出会いに感謝。ありがとうございます。

 

« »

トップに戻る