ヘップバーンが愛した詩~時を越えた美しさの秘密~
世界で一番美しい・・・と言われた女優、オードリー・ヘップバーン。
女優としての輝かしい経歴とうらはらに、生い立ちは厳しく苦難に満ち、また、独りの女性としては、離婚を何度も経験したり、流産を繰り返したり・・・とけっして平穏ではなかったそうです。
そんな体験を経られたからなのか、ヘップバーンさんは亡くなる数年前からユニセフの親善大使をなさるなど、恵まれない国での社会貢献をされておられましたね。
さて、そのヘップバーンが亡くなる前のクリスマスイブに、二人の息子ショーンとルカに読み聞かせたという詩を教えていただきました。
作者はサム・レビンソンという詩人。
訳詩はいろいろ出ているのですが・・・シンプルな訳をご紹介しましょう。
「時を越えた美しさの秘密」 サム・レヴィンソン
魅力的な唇のためには、
優しい言葉を紡ぐこと。
愛らしい瞳のためには、
他人の素晴らしさを見つけること。
スリムな体のためには、
飢えた人々と食べ物を分かち合うこと。
美しい髪のためには、
一日に一度子供の指で梳いてもらうこと。
美しい身のこなしのためには、
決して一人で歩むことがないと知ること。
人は物よりもはるかに多く、
回復し、復活し、生きかえり、再生し、
そして報われることが必要なのです。
繰りかえし、繰りかえし報われることが。
誰も決して見捨ててはなりません。
もし、助けてくれる手が必要ならば、
自分の腕の先に、
その手を見つけられることを忘れてはなりません。
年齢をとれば、
人は自分に二つの手があることに気付くでしょう。
ひとつの手は、自分自身を助けるために、
もう一つの手は、他者を助けるために。
今日もかけがえないいのちの一日。
ぜひ笑顔いっぱい輝いてお過ごしくださいね。
ありがとうございます^^
2014.6.10