あるアイドルの軌跡
天地真理さんというスーパーアイドルがおりました。
その名前を聞いてピンと来る方はある一定の年齢以上の方!
70年代のそれはそれは大変な人気の国民的アイドルだったんです。
「水色の恋」「ひとりじゃないの」「虹をわたって」・・・・・
ファンじゃなかったわたしでさえ、なんとなく歌えるほどだから、その人気たるや・・・!!
いまのAKBとかなんとかの比ではない、追随するライバルもいないほどの人気で、歌手の人気がブラウン管を超えてグッズになったのは天地真理さんが始めてでは?
たとえば、「ドレミ真理ちゃん」っていう自転車が流行ったんですよー。
前かごに真理ちゃんの写真がついてて。
女の子たちはそのピンクと白の自転車を欲しがったものです。
わたしがこの人の名前を思い出したのは、今日のラジオ【中川千都子のありがとうのじかん】に天地真理さんの懐かしい曲のリクエストがあったから。
リクエストは大阪市の健司さんから。
放送では話しませんでしたが、実は健司さんから、現在の真理さんがどんな生活されているか、ということもリクエストとともにあったのです。
今、真理さんは63歳になられて、老人ホームに入られているとのこと。
お金はないので、ファンクラブ(今でも存続しているそうです)が負担しながら生活されているとのこと。
かつて人気あるときは、一ヶ月で何千万!?というほど稼いでた人なんですよ!?
真理さん自身、20代30代のとっても忙しかったときを振りかえり、「まさか自分がこんな風になるなんて・・・・」と言っておられるそうです。
健司さんのリクエストとそのお話を聞き、わたしも検索してみると~
天地真理さんの今を発見・・・・。
あのピッカピカに笑顔で輝いていた真理ちゃんからは程遠い、まだ63歳なのに・・・疲れた老婆のような姿でした。
なんか
いけないもの見たような申し訳ない気持ちと
切ない気持ち
なんだろう。。。。
アイドルはたくさんの注目を集め賞賛を浴びて華やかに輝かしいけれど、それは大きなプラスエネルギーをいただいているわけではなくて・・・おそらくは大きなマイナスエネルギーを背負いこむことになるのかも知れないなぁ・・・とも思います。
先日のSMAPの解散騒動の際の謝罪?をチラとYOUTUBEで見たけど、みんな重い暗い顔していて、あぁ、、、あんまり幸せじゃないんだな、生きたい人生を生きられてないんやな、、、、とわたしには見えました。
人気、という魅力的なものと引き換えに削られてゆくものがあるんやなぁ。。。。と思ったり。
スターでもアイドルでもないわたしは幸せなんかなぁ~
とはいえ、1人の人間として、人生の浮き沈みはあるもの。
どんなときでも、謙虚にケンキョにけんきょに・・・ありたいと思います。
ありがとうございます
2016.1.21