お父さん、お母さん、偏差値の亡霊にとり憑かれないで!
「お兄ちゃんは“いいとこ”行ってくれたからええけど、下の子(弟)は“マトモじゃないとこ”やからあかん」
いいとこ
マトモじゃないとこ
これ、大学の話です。
しかも、すでにここの兄弟、とっくに大学も卒業されて独立されているのに、ちゃんとお仕事もされているのに・・・・お母さん、なにがご不満なの?
「下の子はパッとせんのよ。やっぱりしょうもない学校へいって・・・」
「ねえねえ、待ってよ、パッとするとかせんとか、なに?」
「やっぱり、息子やで。有名大学行ってほしいやん、親としたら。行ってくれたら順風満帆やん」
「有名大学出身でもふらふらしてる人なんぼでもおるで。あんたとこの○くん(弟)ちゃんと仕事も頑張ってるしえらいよ」
「いや~、私の思ってたような仕事には就いてくれてない」
あほか!
もう一度言おう、あほか!
マイナス言葉ごめんあそばせ。
あのね
子どもは親の所有物ちゃうねん。
親の飾りとちゃうねん。
親の思い通りになんかなるかいな!
彼女と別れてから、わたしは弟○くんのことを思った。
早くに家を出て1人暮らししてるという。
・・・・きっと、家に居場所がなかったんだ。
いつも優秀なお兄ちゃんと比べられて、おうちでは安らげなかったのかもしれない。
涙がでた。
みんなみんな1人の人間。
かけがえない人間。
それぞれ輝く人生与えられた人間。
偏差値で測るな!
収入で測るな!!
目で見えるもので測るな!!!
その人の奥にある輝きに輝いている宝物に気づくこと。
自分の心の曇りをとったら、それに気づくことができるよね。
全ての人が存在そのもので輝いている。
誰もが神さまから許された愛の存在。
有り難い、「有り・難い」存在。奇蹟。
お父さん
お母さん
あなた方を苦しめているのは子どもたちではなく、偏差値の亡霊。
そんなの追い払って、子どもちゃんをムギュっとしっかりハグしてあげてくださいな。
そしたらきっと気づくはず。
みんなみんな愛そのものです。
ありがとうございます
2016.5.9