小さい世界と大きい世界
今日は、人間学塾中之島で上甲晃先生（松下政経塾初代塾頭、現志ネットワーク代表）のお話を聴きました。
Chiz-宙からもたくさんの方が参加してくださいました。
ありがとうございます
毎年必ず上甲先生のお話を聴かせていただいていますが、毎回新鮮。
毎回学び。
学びは実践しないと学びではない!!
とは、今日の先生のお言葉。
ハイ、心します！！
ところで、
このところお身内に病気の方がおられる人からのご相談をお受けすることが多くなりました。
心中、お察しします。
ともすれば自分が病気のほうが楽かもしれない。
この方にどんな言葉をおかけすればいいのか、ほんとうに苦しくなります。
お伝えすることは
「祈ること」だけなのだけど。。。。。
そしてもう一つあるとすれば
病気の方に祈りを強要しないことも。。。。
若き日、松下電器産業社員だった上甲晃先生は、松下幸之助会長に反論したことがあったそうです。
「（会長は）宇宙根源の力は全てを活かすように働いていると仰いますが、人間は死ぬではないですか」と。
すると、幸之助さんはこうおっしゃったそうです。
「君、人間が永遠に死ななければ人類は滅びるな」。
永遠に人が死ななければ、人口であふれかえった地球は終わりになるでしょう。
「一人の人間にとって、死ぬのはつらいこと。
しかし、老いて死ぬからこそ若い命が生きるのや。
死もまた生成発展や」。
生きている私たちにとっては、一番受け入れたくない「死」。
その「死」さえも生成発展であるなら、人生におけるさまざまな苦しみや痛み、つらさはすべて受け入れる覚悟を持ち、それらがやがては自らの発展に繋がるのだということを信じる。。。。
上甲先生はその幸之助さんの言葉がストンと腹に落ち、一つの人生の確信を得た、という思いだったそうです。
Chiz-宙を熱心に受講くださったある方は、お身内の深刻な病状にご相談に来られました。
そのお話の深刻な内容とうらはらに、その方の口元には微笑みがありました。
「・・・こんな状況ではあるんですが、でも、私の心は思ってるほどぶれてないんですよ。
穏やかで落ち着いていられるのです。
Chiz-宙で学ばせていただいたことがとても役に立っています。
学んでなかったら半狂乱になっていたと思います」
と言われました。
ありがたいお言葉に胸が熱くなりました。
その方へ最新のお祈りの言葉（印可書）をお渡しするとたいへん喜ばれ、大切に持って帰られました。
自分の小さい世界を生きると苦しみやつらさがいっぱい。
目を転じて大きな世界を生きると、全ては恵みであり、生成発展の姿。
それが真理なのだと思います。
神さま
今日も素晴らしい学びの一日をありがとうございます
大きな世界を生きていきます。
今日のいのちをありがとうございます
2016.12.10
