【太陽と青空を運ぶ生き方100のヒント】№12「許す」その2
私を深く傷つけたあの言葉(あの行動、態度)は生涯忘れることがない。。。。。
わたしたちは常に多くの他人の中で生きています。
さまざまな人間関係のつながりのなかで、耐えられない負の感情を抱くこともときにはあるでしょう。
負の感情を持ち続けることは人生の重荷です。
心のカギを外して許し許され自由になりたいものです。
カウンセリングにお越しになったA子さんは自分を蔑んだママ友のことが許せないでいました。(ご本人の許可を得て書いています。)
寝ても覚めてもそのママ友B子さんのことばかり考えます。
B子さんと顔を突合せざるをえないママ友のランチ会はもちろんのこと、行かねばならないPTAの行事も授業参観もだんだん怖くなり行けなくなってきました。それどころか、顔を合わせたくないという気持ちから、近所のスーパーにさえ行き辛くなってしまったのです。
ばったり出くわしたら、自分の行動や、自分のいった言葉をあげつらわれて、またもや蔑まれるのではないか、バカにされるのではないか。。。。
もしこうしたら、たぶんこうされるだろう。
もしこんなことを言ったら、たぶんこう言い返されるだろう。
思い描く光景はB子さんにやり込められている場面ばかり。
そのせいで夜も眠れないとのこと。
「千都子先生、私は一生あの人を許す気はありません」(きっぱり)
「そうなんですね?・・・で、その今の気持ちは楽?」
「えっ!楽なはずないでしょう!」
「だったら・・・どうしますか?」
「う~ん・・・」
ところで、毎日夜も眠れないA子さんですが、そこまで彼女を追い詰めた相手はそんな夜もグーグー高いびき?にちがいない??
・・・さて、そのあとのやりとりはここでは割愛しますが、セッションの後半でA子さんが言われました。
「はぁ~~っ、私、どうしてここまでこんなことに心を煩わされていたんでしょうねぇ?自分でもばかばかしくなってきましたww」
人と人が出会うと何かが起こります。善きにつけ悪しきにつけ・・・
人の関係で摩擦が生じたときには、心の大きい方が許すしかない。
許す、ということは「水に流す」のとはわけが違います。
起きたことは起きたことでそこにある。
起きたことを越えて精神的な成長をとげることが、許すということ。
自分の感情に溺れるのではなく、向き合うことで、感情の混乱はおさまり、この先の自分を生きやすくしてくれます。
許す対象は、実は相手ではなく自分。
こんなふうに今感じている自分を許すこと。
【太陽と青空を運ぶ生き方100のヒント】
№11「許す」
今日のヒントは
許す。
生きている限りつきまとうテーマなのかもしれませんね。
許しの中で心の強さが育まれていくのでしょう。
神さま
今日も新たなる無限の無限の成長をありがとうございます
素晴らしい一日をありがとうございます
2018.1.5