神さまそう来ましたかぁ~!!!
友人のかめちゃん(西亀真さん)は目がお見えになりません。
もともとは阪急百貨店にお勤めするビジネスマンだったのだけど、あるときからだんだんと見えなくなり、とうとう盲目となってしまった。
さすがにそのときは、「なんでこんな目にあうんだ!」と、神も仏もあるものか!と天を恨んだそうなのですが、いまでは「人生で目が見えなくなるなんてそうそうあることじゃないよね、楽しもう」って感じで、もうそうれはそれはいきいきと活動しておられるんですよ!!
先日お目にかかったとき、とってもおもしろい深イイ話をかめちゃんから聴きました。
かめちゃんは、目が見えていたころ、クレーン射撃を趣味とされていたそうです。
子どものころからかめちゃんは、輪ゴムで狙いを定めて飛んできた虫に当てることができたり、的を当てるのが上手だったらしい。
しかし、クレーン射撃となると、普通の趣味と違って銃を使うのですから、当然のことながら免許がいります。
その免許は、公安委委員会、、、つまり警察署に取りに行かねばならない。
そこで、近くの警察署に訪れ、免許の申請をしようとしたところ、担当の警官がそれはそれは失礼な威圧的な態度をとるのだそうです。
「は?免許。こんなややこしいもん取ってもろたら、また警察忙しなんねん。かなわんねん。昔も銃で事件あったやろ、三菱銀行の。困るんや、こっちは~。
で、家族に相談してんのか?え?してへんの。あかん、帰って」
・・・・とまぁ、木で鼻を括ったような門前払い。
内心ムカムカしたかめちゃんですが、すごすごと帰ってきたそうです。
そして、先輩にそのことを怒りながら話しました。
すると、先輩が
「それ、もうすでにテスト始まってんねん」
とのこと。
許可の権限は警察署長にあるのですが、最初の免許の申請に訪れたときから、実は申請者を観察しているというのです。
カッとなる性格かどうか。
食ってかかってくるかどうか。
ちょっとのことで興奮しないかどうか。
表情は、口調は、、、
なんでも過去10年の勤務状態や、家族関係まで調べ上げられるとのこと。
先輩にそう教えてもらったたかめちゃん、それを知ったらもうこっちのものです。
その後も申請の準備のたびに警察署ではぞんざいな扱いを受けるのですが、「これもテスト」と思いながら、穏やかな気持ちでやり過し、結果免許を手にしたのでした。
かめちゃんは言います。
自分にとって受け入れられないことが起きたとき
「神さま、そうきましたか~、試してますね!?」
って思うんです、って。
だから、自分の目がだんだんと見えなくなっていったときも、もちろんショックだったけど、「神さまそうきましたか~」と受け止めたそうです。
そして今のかめちゃんは、、、、
目が見えていたときよりも、今の方がうんと幸せだと笑っていました。
またいつか、Chiz‐宙の皆様にもかめちゃんを紹介したいです。
試されていると思えば、そこをクリアしていけるように努めていけばよい。
人生なんとかなります!
新たなる無限の無限の活力が無限い無限にいっぱい
ありがとうございます
2021.8.7