ブログ

誰もが絶望するような状況からいかに希望を見出すか・・・!

ゴスペルシンガーレーナ・マリアさん。
彼女は、生まれつき両腕がなく、左足が右足の半分の長さ。
重度のハンディキャップをお持ちでありながら、決して笑顔を絶やさず、神の愛を歌い続けておられる方。
世界各国から公演のオファーが後を絶たないそうです。
その彼女のインタビューが、雑誌(『致知』12月号)に載っていました。
彼女の言葉のひとことひとことが胸にしみて、思わずいっぱいマーカーを引いてしまいました。

 

今の彼女があるのは、両親の育て方にあったのでは、とレ―ナさんは振り返られます。
両親は彼女を障がい者としてではなく、普通の娘として育て、接してこられたのだとか。
自然と、手でできないことは代わりに足や口を使えばできるようになってゆく・・・・。
「ハンディキャップを持っていることは、決してネガティブなことではないんだ、と。
他人と違うことは否定的なことではなく、それを活かして生きていくことを教わりました。」

 

う~ん。。。。
もしわたしが母親なら・・・どないするやろう??
同じようにできるかなぁ??
彼女のご両親の話は続きます。

 

「私の両親は、いつも私は神様に愛されていること、そして神様に特別の計画がおありだから、他の人とは違うかたちにつくられたのだ、と話してくれました。
だから、私は神様のために、この特別な体を使っていこうと思ってきました。
そうやってお祈りしていると、神様はどんなときも一緒で、私を助けてくれる親友であることが分かります。」

 

「もっとも、私だけでなく、この世にいる一人一人が、神様に特別な目的を与えられています。
一人一人に価値があって、大切な構成員です。」

 

そして、インタビューの最後の質問。
「ご自身の半生から、誰もが絶望してしまうような状況であっても、そこから希望の光を見出すために大切なことはなんですか?」

 

「大事なことが二つあります。
一つは、まず愛されていることを感じてください。
そのことによって勇気を持ち、強くなることができます。
二つ目は、人生の中で意味のあることをする、ということです。」


「そして、自分のことばかりにこだわっていたら、人生はたぶんつまらなくなります
誰かを助けたり、配慮したり、愛や未来への希望を与えたり、役に立つということも生きる上では大切なことです。」


たとえば、身近な誰かに笑顔を向けることでさえ、ささやかに見えるけど、それは誰かを幸せにすること、とレーナさんは言います。
優しい言葉も笑顔も温かい態度も、みんな誰かの役に立つこと・・・なんですよね。
今の自分には、自分以外の人のために「何ができるか?」ってことが重要ってことですか、レーナさん?


「考えてもみてください。
もし私が自分の出来ないことばかりに目を向けていたら、私の人生はとてもつまらないものになっていると思います。
いま自分が人のためにできることに目を向ける。
それは小さなことでいいのです。
そうやってお互いに励まし合ったり、配慮し合うことで、最上の幸福や勇気を得ることができます。
そこから新しい希望が見つかるのではないでしょうか。」

 

本のページを閉じてからも、「できないことばかりに目を向けると、人生はつまらなくなる」という、レーナさんの言葉は胸に残りました。
そして、、、、、どんな絶望の淵に立たされたとしても、希望の光を見出すのは・・・自分。
希望を見出すためにすることは、あれこれ考えることではなく、なにかささやかでもよい、自分のできることに目を向け、誰かのために少し力を出し行動することだと。


ところで、レーナさんはシンガーとしての活動だけでなく、このお体で世界水泳選手権にも出場されたメダリストでもあります。
それもまた、「何ができないか」ではなく、「何ができるか」という選択と行動をされた結果なのでしょう。
本気で生きる人の言葉は、生きざまそのもの、スコーンと胸を打ちます。
そしてなんとも・・・・すてきな笑顔!!
わたしも目指していきたいと思います。
ありがとうございます。

 

« »

トップに戻る