ブログ

ありがとう母子~素直な人には福がある

先日の東京での1日講座にご参加くださった方から、とてもうれしいお電話をいただきました。

「千都子先生に、ぜひ一言お礼が言いたくて、お電話させてもらいました」
お電話の主Nさんは、当日、高校生のお嬢さんK美さんとお二人でご参加されました。
お聞きすると、K美さんは自分から1日講座に興味を持っておられていたわけではなく、お母さんに誘われるままに、しかたなく?ご一緒されたご様子。
ところが、講座参加以降「その娘が“ありがとうございます”を急にいっぱい言うようになったんですよ!」。
Nさんのそのはずんだ声に、わたしも胸がいっぱい。
親子で帰る道すがら、“ありがとうございます”って特別な言葉なんだ、どんどん言うほどいいんだ、とスッと解ったみたいで・・・」

 

わたしは一番前の席で、一生懸命講座を聴いてくださっていたK美さんの真摯な目を思い出しました。
「そういえば・・・」とNさん。「こんなことがありました」。
学校のお勉強では、数学が苦手なK美さん、試験勉強がはかどらなくてどうしてもイライラ・・・傍からみていても辛いんだろうな、と感じたNさん、 “ありがとうございます”と活字の入った“ありがとうシール”をK美さんに渡して、「これ数学の教科書に貼ったらどぅお?」
で、おそらくは半信半疑ながら、K美さん教科書に“ありがとうシール”をペタリ。
そしてまた勉強に取り組むと、落ち着いて取り組めたのだそうです。
そればかりか、そのときの試験の成績が30点ほどアップしたというのだからオドロキです。

 

でも、これも考えてみれば当たり前のことかも。
“ありがとうございます”は大調和のエネルギーだから、人のイライラもやもやを抑え、解消させるのは朝めし前。
イライラ状態は脳のパニックですから勉強も頭に入るわけがない。
でも“ありがとうシール”で心のもやもやも落ち着けば、また勉強できる環境も整うというもの!
それにしても30点もアップだなんて、ウキウキで数学好きになりそうですよネ!

 

それにしてもK美さんは素直な女の子。
素直というのは、人間の生涯かけて追求していくべき徳目の一つ。
あの松下電器(現・パナソニック)創設者の松下幸之助さんが「素直であること」をたいへん重んじておられたのは有名な話です。
ときどき、「素直」と、なんでも言うことを聞く「イエスマン」を混同なさる方がいらっしゃいますが、全く違います。
「イエスマン」はようするに自分の考えなく(あるいはあっても主張できずに)人の言いなりになること。
別の言葉で表現するなら「従順」とも。
「素直」と「従順」は違います。
「従順」は「人」に従う。
「素直」は「自分の奥の声」に従う。
「自分の奥の声」それは「潜在意識」、そしてそして、それは「天」につながっている。

 

何かを選択するとき、決断するときも、「素直な自分=素(もと)の真っ直ぐな自分」になっておりさえすれば、あらゆるメッセージの中から、天の声が受け取れるのでしょうね。

 

それにしても、NさんとK美さん、ありがとうをいっぱい言ってる母と娘だなんてすてきだなぁ。
もう光の“ありがとう一家”ですね!きらきらパワーい~っぱい!!
Nさん、すてきなご報告、ほんとうにありがとうございます!

« »

トップに戻る