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国民的!?涙のものがたり「ごんぎつね」

よく言われるんですが・・・
「千都子さん、いつも荷物多いですねぇ?何が入ってるんですか?」
・・・ほんまに。
バッグはいつもズシリと重い。確かに。
原因は。いつも2~3冊は入ってます。
ちょっとのスキ間の時間でも、本がないと寂しくって・・・ 
 

あぁ、わたしって本を愛してるんだわ、と思います。(笑)
この先ペーパーレスの時代がきても、わたしはいついつまでも本を手離さないでしょう。
ページを繰るという喜びは、何にもかえがたいと思いますよ。。。個人的に。

 

子どもの頃からかなりの本好き。
人生初の涙した本はハッキリ覚えてます。
小学校1年の時に読んだ『トムじいやの小屋』(=『アンクル・トムの小屋』)です。
おいおい泣きました。
黒人奴隷のこととか、ムツカシイことは解らないまま、胸がきりきり痛かったのを覚えています。

 

 

涙した本、といえば、新美南吉さんの『ごんぎつね』
これは嗚咽しましたなぁ・・・
この物語はどなたも覚えがあるかもしれないですね。

 

あらすじは・・・

きつねのごんは、いたずらが大好き。

ある日、兵十が魚を採るために網を仕掛けていたのに、ごんはいたずらをして取れていた魚を逃がしてしまい、憤る兵十を尻目にスタコラサッサ・・・。
その後、兵十のお母さんが亡くなったことを知ったごんは、「あの魚はお母さんのためだったのか・・・」と大反省。
せめてものお詫びにと、栗やきのこを兵十宅に届けます。
兵十はだれからだろう?と思いながら、まさかごんだとは思いもよらず・・・
で、ある日、家に忍びこんできたごんを、またいたずらしに来たのかと思いこんだ兵十は銃で撃ってしまいます。
でもそのとき、栗が置いてあるのを見つけて、これまでにも栗やきのこを持ってきてくれたのはごんだったのか・・・と兵十はやっと気づくのであった・・・・(泣)

 

 

・・・とまぁ、こんなお話でしたよね?
おおむね合ってると思います。
いや、もう、これ書きながらも、悲し過ぎるやろ~、これは。
ごんが無念すぎるやん~!

 

 

ところで、この『ごんぎつね』、学校によっては国語の教材になっているらしいです。
日本の名作に触れるのはいいことやなぁ~とは思うのだけど。
わたしの友だちの娘さん=Tちゃんの学校でも『ごんぎつね』を授業で習い、そして復習テストがあったとのこと。
それを見せてもらって、「え?これなんで正解とちがうのん?!」

 

 

一番最後の設問。
兵十がごんを撃ったあと(栗を持ってきてくれたのは、ごんだと分かり)、銃をぱたりと落としてしまったときの気持ちはどうだったか?・・・という設問なんだけど。

 


Tちゃんの答えああ、いつもくりをもってきてくれたのは、ごんなのか。
うってしまってごめん。ありがとう。

 

でも、それでははもらえないらしい。

 

正解後悔している気持ち。

 

 

うううううーーーーん
むずかしいね・・・
感じ方は十人十色。
最後の最後のときに、兵十からの「ありがとう」の思いがごんに伝わっていたらいいな・・・そんな祈るようなTちゃんの思いがこの解答になったのかもね。
わたしからTちゃんにハナまる!!

 

 

ありがとうございます^^

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