本日は木曜日~娘(ムスメ)曜日なり!
昨日は朝から夕方まで産業カウンセラーのお仕事、それが終わり次第実家へ。
そして夕べから今日一日、母とたっぷり過ごしました。
庭のつつじが満開。
父が遺したバラも可愛いつぼみをツンツンつけていました。
季節は静かにめぐっていきます。
昨日とおんなじ今日のように見えるけど、、、、確実に移ろっていますね、、、なにもかも。
今日はヘルパーさんがこられる日。
週2回来てくださり、お掃除など母の身の回りの簡単なことを手伝ってくださいます。
“簡単なこと”なんて書いたけど、仕事とはいえ、身内でもないお年寄りの・・・しかも母のように認知症となった人のお世話は大変なこと。
ほんとに感謝です。
何人かの人がローテーションで来てくださるのだけど、どの人も優しくしてくださって・・・今日の担当のクミさんは「娘さん(わたし)がお越しになる日は『明日は娘が、来てくれるねん、来てくれるねん』おっしゃってますよ」、とにっこり。
わたしにとってありがたいのは、家事をしていただくことよりも、ヘルパーさんが母の話を聴いてくださること。
わたしも、母のそばにいるときは、とにかくとにかく、聴く聴く聴く聴く・・・・
どーーーーーんなにおんなじ話が繰り返されても、聴きますがな~!笑!!
これは愛がないとできんよ。
「その話、さっき聞いた」って言いそうになるんですけどね。
ここはガマンガマン。。。
あ!でも、今日は5分おきくらいに「今日は水曜日?」「今日は月曜日?」とかって聞いてくるもんだから、最初のうちは「ううん、今日は木曜」って、ずっと答えてたのですが、6回目くらいには、ついに「今日は木曜やがな~!!もぉ~何回言わすんな~!(^◇^)」って言うてしまいましたわーーーー!
お母さんごめん。
午後からは母を連れてお散歩。
「風が気持ちええなぁ」とわたし。
「ふん」
「向こうの山がすごいきれいに見えるで」
「ふん」
「みて、スズラン咲いてるわ、かわいー」
「ふん~」
母の歩幅に合わせて歩く坂道。
15分の道もたっぷり3倍、45分はかけながら、ほつほつと一歩ずつ。
いつも大またでガッツンガッツン歩いているわたしには、こんな時間もいいなぁ、と。
暖かい風。
道路わきの細い舗道を前後になって歩きながら
「・・・・○△□で、よかったわ」と前を行く母。
折りしも通り過ぎた車にかき消された母の言葉が気になる。
「なに?なにがよかった??」
「子ども産んでよかったわ」
わたしのこと?
母はいつもの無表情のまんまだったけれど。
「・・・・・また、来てな。千都子が来たらうれしい」
「そんなん!あたりまえやんか~、また来週来るよ」
「ふん~」
あたりまえ、なんて言わずに「産んでくれてありがとう」って言ったらよかったかなぁ。
前をゆく母の丸い背を見ながら軽く反省。
心にも暖かい風。。。。
胸のなかで
「おかあさん
ありがとうございます」
2014.5.1