「気ままにsenryu(川柳)」コーナー作りました☆
知ってる人も
知らない人もおられますが・・・
実はわたしは川柳作家、という一面を持っております。
川柳、といっても、読んだら吹き出す「サラリーマン川柳」とは違っていて(あれはあれでおもしろいけど、あくまでも言葉遊びであり、文芸ではないですネ)、「現代川柳」という文芸のジャンルになります。
師匠は、数年前に亡くなられたのですが、時実新子(ときざね・しんこ)先生という川柳作家で、情熱の川柳作家であり、情熱の女性でした。(川柳界の与謝野晶子と呼ばれたりもします。)
大好きでした。
新子先生にじきじきに教わることができたことは、わたしにとってかけがえない財産です。
新子先生の句集はいっぱい出ています。
とくに『有夫恋』(ゆうふれん/朝日新聞社)・・・この、夫ある女の恋の句集は、川柳界ではめずらしくベストセラー、ロングセラーに。
わたし自身は、これまでもう10数年川柳を詠み続けています。
なんどか賞をいただいたり、合同句集を発刊したり、選者(大会のときに入選句を決める人)をさせていただいたり、文芸雑誌にインタビューや特集記事組んでもいただいたこともあるし、わたしの句のファンの方もいるし・・・つまりはけっこう実績ある川柳作家なのですよ。←やや自慢ですな。。。(笑) イラっときた人すみません。。。
で、最近、そういったことに気づかれた人から、ときどき川柳のことを聞かれます。
また、ご自身の川柳の作品をわたしに「見てください」といわれることもあります。
かつて勤めていたとき、会社で「昼休み川柳倶楽部」をしていて、新聞の文芸欄の川柳コーナーにみんなで投句(川柳を応募すること)したりもしていたので、そんなのも大歓迎なのですが、それよりも、ブログで川柳発信しよ!!と思いつきました。
川柳はだれでも気軽に始められる短詩文芸。
ルールは一つ、5・7・5で詠む、ということ。
自分のこころが表現できたら、それはそれは素晴らしいカタルシス(心の浄化)になりますよ。
この「気ままにsenryu」では、いつものような日常の出来事プラス川柳を書いていきますね。
川柳の添削や指導(←なんかエラそうで失礼)を希望される方は、お問合せ欄からどうぞ。
掲載OKであれば、このコーナーで書かせていただきます。
川柳作句するときの質問でもOKですよ~
そのうち、Chiz-宙senryu倶楽部ができたりして。
みんなで句会とか行ったら楽しいだろうな~
では今日の最後に、師匠・時実新子の句をご紹介。
なお、川柳の鑑賞は読み手の自由。
うんと想像力の翼を広げてご鑑賞くださいね。
手が好きでやがて全てが好きになる
明日逢える人の如くに別れたし
飛行機の降りる角度は愛に似る
何だ何だと大きな月が昇りくる
死に顔のうつくしさなどなんとしょう
女たり乳房に風をはらむとき
流れつつ美しい日がまれにある
(時実新子著『有夫恋』より)
2014.10.12