小さな意地悪は戦争を起こす~ある日郵便局にて
これでいいのかな?
誰か教えてくれないかな?・・・って。
先日、生まれて初めて、郵便局からアメリカへの国際送金なる手続きをしました。
えっ、なんかムズカシそう・・・
しかも数千円ならともかく、数十万円分のお金を送る必要があり、キンチョーキンチョー。
だけど、天下の大阪中央郵便局ならちゃんと教えてくれるはず。
大阪で一番大きな郵便局。
信頼度大!
もうすっかり「田舎のおばちゃん」のふりで(ん?そのままか??)、「すんませ~ん、わからないので教えてくだされ~」って感じで、必要書類、書き方例など教えていただきました。
ローマ字も間違えないように書いて、よし、出来たゾ!
あとは・・・「国際送金窓口」に提出するだけ。
おっ、けっこう簡単じゃねぇ~か!
「国際送金窓口」に提出しにいくと、担当のマジメそうなお兄さんが「何州に送金ですか?」と聞く。
「えっ、何州かな?この住所からわからないでしょうか??」
と、あて先の住所を指し示したのだけど、「何州かがわからないかぎり送金はできません」の一点張り。
たぶん、この住所の最後についてる「AZ」というのが「州名」なんだと思うんだけどな。
「これが州ですよね?」て住所を示してお兄さんに確認しても、返事なし。ただ「州がわからないことにはダメです」。
ええええーーー
あんなややこしい書類もやっと書いたのに、ちょいとお兄さん相談のってくれてもいいじゃないのさ。
仕方なく、スマホで「AZ」が何州になるのか調べること20分。
そもそも、コレが州名なのかどうかもわからないままに・・・
う~ん、、、、
あった!
「AZ」は「アリゾナ州」。
スマホ、バンザイ!でかしたぞ!
「アリゾナ州です」とやっとこさ、堅物お兄さんに告げると、「アリゾナ州ですね」とあっさり口頭のやりとりだけで、ふつうに事務処理はされました。
えええーーーー!へんなの。
う~ん、「AZ」じゃなく「NY」とか「LA」だったら、「ニューヨーク」とか「ロスアンゼルス」って、わたしでもわかっただろうけど、「アリゾナ」はピンとこなかったな~
けどさ。
窓口のお兄さんは、日がな一日国際送金をなさっているんだから、いろいろご存知のはずよね?
だったら「住所の最後のアルファベットが“州名”ですよ」ってことぐらい、、、教えてくれてもいいじゃないのよ!
ひと言そう助けてくれてもよかったんじゃないのよ~
わたしが差し出した書類にひと目もくれず「できません」ばかり言っておられたけどさ。
あーーーん、不満ぐるぐる湧いてきた~
なんだかすっきりしないまま、郵便局を出ようとしたけれど、ここは「今後のサービス向上」のためにひと言、言わせてもらいましょう。
中年の上司っぽい職員の方がおられたので、わたしは笑顔で言いました。
かくかくしかじか・・・
「・・・で、国際送金なんて、日常あんまり馴染みがないことだから、ご担当者には、もう少し相談にのっていただけたらありがたかったです」。
そう、満面の笑顔で、こうお伝えしました。
すると、その上司とおぼしき男性はこうおっしゃられました。
「あー、国際送金担当者っていっても、なにも特別詳しいわけじゃないですから。
たまたま人事異動でその席に座ってるだけですからネ」
ななななな、なんですと!
お、おもわずわたしは言い返してしまいました。
「ええええ!?それはおかしいですね?
だって、お給料もらっておられるのだったらそれは“プロ”でしょう!
プロならプロのお仕事を目指していただかないと。
たまたま座ってるだけ、だなんて、わたしたち利用者の知ったことじゃないです」
きゃー、CP(交流分析で頑固オヤジのエネルギー)パワー炸裂だ~い!!コワーーーーイ!
たちまち、顔が真っ赤になる上司。
「はい、もうわかりましたので~(うるさげに)、言っておきますから」
「言っておくって、どこに?」
「どこ、って上(上司ってこと?)ですよ!上!ウ・エ!(←なぜか逆ギレ)」
逆ギレに驚き、そのままわたしは帰りましたが。
職員さんを逆ギレさせたってことは、これ、わたしの態度の反映でもあるから、反省です。
たしかに、内心「何言うとんねん(-“-)」と思いましたものね~、あは~!
でも、思うのです。
きっかけは、ささいなこと。
もし、一番最初に小さな親切がちょっとあれば、結果はまったく違っていたはず。
みんな笑顔でおられたはず。
わたしも気持ちよく帰れたはず。
小さな意地悪が戦争を起こす。
小さな親切が平和を守る。
あ~、教訓!
ありがとうございます^^
2015.2.16