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九月の胸きゅんヒマワリ&校長先生

お仕事の合間にポッと母の施設に顔を出します。

運悪く外の施設にリハビリにいったりしていて、お部屋にいないときもしばしばあるけど。

そんなときは時間許す限り母の帰りを待っていて、帰ってこなければ、ベッドの上にお手紙置いて帰ります。

 

この間はふらっとのぞいたんだけど、

お部屋に・・・・居た!

 

「おかあさーーーーん!こにゃにちは~!」

ってふざけて言ったら、母もベッドから半身を起こして

「こにゃにちは~!」だって。笑。

なかなかノリがよい。さすがわたしの母である。

 

「お母さん、外、風が気持ちいいで、散歩いこう」

時刻はまだ4時。明るい。

車椅子を押して外へ。

施設の職員の方が笑顔で「いってらっしゃーーい」

母は現役時代、中学校の先生だったのだけど、なんと施設の職員の人に教え子が偶然いらして、びっくり。

その人はいまだに「校長先生」って母のことを呼んでくれる。

いつも施設にいくと、母はその人を指して「私の教え子なんよ、○○くん」って嬉しそう。

毎回聞くから、おそらくン十回は聞いてるんですけどネ、毎回「へぇ~!すごい偶然やネっ」って驚いてあげます。

親孝行。笑。

 

外の風はさわやか。

気温も暑くもなく、涼しすぎることもなく、ぶらりお散歩に最適。

車椅子で商店街をずーーーっと見て歩いて、小さな公園へ。

母が「ヒマワリ」と言った。

ほんと、まだヒマワリ咲き残ってたんやね。

「私、ヒマワリ好きなんよ」と母。

そう、知ってるよ。

母はヒマワリが好き。

あの花の明るさは、もともとの母の明るさと重なる。

今はちょっと違うけど・・・

母がヒマワリ好きなことは、周りのみんなが知ってくださっていて、母が校長を定年退職で勇退するとき、なんと自宅にはいろんな方々からのヒマワリの花束や盛り花のアレンジが届いた。

玄関はヒマワリだらけに。

時期は3月、季節はずれだというのに・・・・

ありがたいこと。

 

公園のヒマワリを見ている母に

「ほな、ヒマワリあるとこで写真撮ろか?」

って提案したものの、車椅子の母とヒマワリとわたしを入れて自撮りはなかなか至難のワザ。

苦心していたら、通りすがりのイケメンが「撮りましょうか?」

わ♪ありがとうございま~す!

で、これがその一枚。

 

お母さん、笑うような笑ってないような微妙なカオですけどね。

でも母とヒマワリとのひととき。貴重なひととき。

ありがとうございます!

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