まさかの人生訓!?母と観覧車にて
先日の暖かい日のこと。
81歳の施設にいる母が珍しく
「船に乗りたい」と。
とある企画に大阪南港からでる観光船に乗るイベントがあり、
乗ってみたい、と思ったようです。
が!
しかし!!
そのお船イベントの日は・・・
わたしは二つもお仕事の約束(打合せ)が入っており~
揺れる心
うーーーーーん
でもなぁ
お母さんが自分から「やりたい」ということはめったにないんだから
それ叶えてあげたいよなあ。
でもなぁ
Chiz-宙といういわば事業を運営していて、先約を変更や後回しにしたときに先方様のご迷惑は??
それにわたしの仕事人としての評判は落ちたりせんやろか??
心はぶらんぶらん揺れましたが・・・
あとでゼッタイ後悔するほうはどっち??と思ったとき、
やはり母の希望どおり、母とお船に乗ろうと思いました。
小春日和の当日。
お船はうららかな陽のもと45分のクルーズ。
穏やかな海。
あんなに乗りたいといってた割りには、母はさほど感動もなく笑。
お船を下りた後は、
南港、天保山には名物の大きな観覧車があるのだけど、なんとありがたいことに車椅子のまま乗れるとのこと。
「お母さん、観覧車乗る?」と聞くと
「乗る!」と力強いお返事。
「ヨシ!!じゃ行こう!」
スタッフさんに助けてもらいながら母と観覧車のゴンドラへ。
考えたら・・・・
お母さんと観覧車なんて・・・・
小学校低学年以来やわ!!!
ゴンドラはどんどん高く
町はどんどん下へと遠くなっていく。
「お母さん!いま観覧車のてっぺん、一番高いトコに来たで!ほらほら!!」
今だ!!この瞬間!!!とばかり、母に教えてあげたのに、母はの~んびり
「えー、そんなん なんでわかるんよー?」と。
「え、なんでって、左右の両側のゴンドラ見たらわかるやん。
どっちもわたしらの乗ってるゴンドラより低いやる、ほら。
てことは、つまりてっぺんやんか、わかる?おかあさん?」
お母さんに「一番高いトコ」の感動を味わってもらいたく、必死で言葉を尽くして説明するうちに、あららららら、、、、ゴンドラは早くもてっぺんを過ぎ、ゴトゴト揺れながら下りてゆく・・・・。
あーーーあ。。。。
すると母がおもむろに一言。
「頂点にいるのは一瞬や。
なんでも落ち出したら早いもんや」
ええええーーー!
こんなとこでゴンドラから人生訓が出るとは思わなんだ!!
しかも
母の口から~!
もう
おかしくっておかしくって、わたし、涙でるほど笑いました!!!
たくさんの方々に支えられて母と感謝の一日
元気に過ごさせていただき
神さまありがとうございます
2016.11.28