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「自分を正しく知る」ということ

 ソクラテス(古代ギリシャの哲人)は、「汝自身を知れ」という有名な言葉を残しています。

「自分を正しく知る」ということは、いつの時代にあっても、最も大切な課題なのです。

 

釈迦も「一切の苦しみの根本原因は本当の自分を知らないこと、即ち無知にある」と教えています。

多くの人間は、四苦八苦の繋縛から、自由になりたいと願いながらも、本心の自分を知ろうと、真剣に努力しないから、いつまでもその苦しみから逃れられずにいるのです。

 

 

 人間は「自己の自由意志」によって、徹底的に本心の自分を生き切らなければならないのです。

人間は「自己の自由意志」によって、本心の自分を生き切る時に、一切の苦しみから解放されて自由自在となり、無限の無限の法楽を味わい続けることができるのです。

 

反対に本心の自分を生きるのを忘れた時は、業(ごう)想念(そうねん)(過去に積み重ねた想念感情)の奴隷となって、四苦八苦からは決して逃れることができないように、仕組まれているのです。

なぜならば四苦八苦は、本心の自分に気付かせる為の「気付け薬」となるからです。

 

 

 それでは本心の自分をしっかりと生きる為に、その状態を具体的に、幾つか列挙してみましょう。

 

 

 

【本心の心を生きている状態】

 

 

◎移り変わる姿には決して執着しないで、常に客観的に眺めて楽しんでいる。

 

◎何事も明るく善意に解釈して、その奥にある神さまの愛を感じ取っている。

 

◎神さまと一体の自分、永遠に生き通しの自分、一貫して変わらない自分を信じているので、いつも心が安らかです。

 

◎常に与える生き方をとっているので、必要なものは豊かに与えられている。

 

◎与えられるままに感謝を深めているので、運命はどんどん善くなっている。

 

◎すべて神さまの御心のままにと全託し、人の自由を決して縛らない。

 

◎すべてに絶対価値を見出して、常に褒め讃え・感謝し・喜んでいる。

 

 

 

 

【業想念(不平・不満・不足の心)の奴隷になっている状態】

 

 

▲小さい物事に執着し切って、巻き込まれては自由を失い、苦悩に喘いでいる。

 

▲何事も暗く悪意に解釈して、神さまの愛を疑い、逆恨みをしている。

 

▲必ず死滅する肉体、地獄に落ちるかも知れない業想念の集積(魂)を自分と思い込んでいて、いつも恐怖で一杯です。

 

▲常に奪う生き方をとっているので、大切なものまで大きく奪いとられている。

 

▲求めるだけの不平不満不足の心なので、運命はどんどん悪くなっている。

 

▲我の心ですべて自分の思い通りにしようとするから、人を奴隷扱いしている。

 

▲相対的に比較して、上に立っては蔑み、下にあっては羨んでいる。

 

(ありがとうございます神書)

 

カルチャーハウスAcademyの”天使の泉”

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