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SOS!SOS!わたしが人魚だった頃・・・

もうずいぶん長い間ご無沙汰しているのだけど・・・かつてよくダイビングに行ってました。

多いときには週末ごとに。

自称・人魚姫(←あの、笑ってね!ここ笑うとこです)

スキューバダイビングといって、タンクを背負って、水中眼鏡や足ひれのほか、あれこれ装備して、海の中もぐっていく、アレです。

 

昨日友だちとワイワイしてて、なんでかその話題になって、わたしはふと思い出しました。

 

 

水深32メートル地点で、空気ボンベの空気が無くなってしまったときのことを。

海へは仲間と一緒に潜ります。

バディという“相方”とともに行動するのもルール。

なんといっても、呼吸できない場所での遊び?趣味?ですから、危険が伴う。

 

 

海の中は別世界。

その美しさったら!!

ひらひら泳ぐ大小の魚たち、美しい~かわいい~

手にしていたソーセージ(オレンジ色のビニールで包装されてるロングのやつ)をバナナみたいに剝いて取り出すと、一気にいろんな色とりどりの魚たちに囲まれて・・・おもしろ~い!!

・・・・とかやってるうちに、ふっと空気の残量を確認するとエンプティ!=からっぽ!=ゼロ!!!

 

 

仲間の救助用の空気を分けてもらおうとしたのですが、それもうまくいかず、わたしは口にくわえているレギュレータ(空気を呼吸するためのもの)をはずし、浮上を決意、でも、急浮上したら気圧の変化により「潜水病」になるということも思い出し・・・・

肺にある空気をちょっとずつ出しながら、足をパタパタさせて少しずつ浮上・・・・

 

 

いけどもいけども・・・目の前は紺色の水の世界があるばかり。

いけどもいけども・・・うううう・・・・もう肺の中に空気ない・・・

いけどもいけども・・・水中マスクからの光景は変わらず・・・・ずぅっと紺色

いけどもいけども・・・ぐぐぐぐぐるじいぃぃぃ~

 

 

呼吸できないって、ホンマ苦しいよ。(ま、当たり前やけど)

その苦しみの中で思い出したのは、母のこと。

 

 

あぁー、お母さん、わたしがダイビングの免許とるの嫌がってたなぁー

そんなキケンな遊びやめてくれ、って何度も言うてたなー

あぁー

ここで死んだらお母さんに申し訳ないなー

死んだらごめんやで

ほんまごめん

 

 

 

目の前はずーーーーっと紺色

それが

一気に真っ白になって

 

 

で、次の瞬間、すぽっという感じで海の上に自分の頭が出ました。

 

 

あー

助かったぁーーー

 

 

海の中は無音だったけど、海の上に頭が出て見ると、いろーーーんな音があれこれ聞こえる。

うわぁー

助かったぁぁぁぁぁー

 

 

いろんなSOSを乗り越えて、おかげさまで、本日も元気です。

今日も一日生きてることに感謝です。

ありがとうございます。

 

 

 

 

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