お母さんの引越しとあったかリハビリシューズ
・・・といっても、車椅子で認知症の母は介護施設にお世話になっているので、施設から新たな施設へのお引越し。
今度の施設は、わたしの家から近いので、母もわたしもとっても楽しみにしていました。
今日は新しいリハビリシューズを持って施設を訪れました。
あれ??母が部屋に居ない!?
このリハビリシューズ、パッケージ開けると作ってる会社からの印刷とはいえ手書き文字のメッセージが入っていて、
「お客様のお役に立ちたい
そんな思いをこめて一足一足
「あゆみシューズ」を送り出しております。
あなた様の笑顔の手助けができますように」
とあった。
あぁ、なんかふわっとうれしくなる。
・・・・それにしても、お母さんどこに行ったんかな??
うろうろ施設内を探したら、母は別の階のみんなが集まる談話室で3人のおばあちゃまをお相手に、とっても楽しげにおしゃべり∑(゚Д゚)
背後から近づいたら話が聞こえてきて・・・
「うちの娘はねぇー」
・・・エッ!?
うわっ!
聴こえてくるのはまさかの娘自慢!ではないか〜〜汗。
いやいやいやー(^^;; ホントお恥ずかしい~
わたしに気づくと「そうこの子よ、今言うてたうちの娘は」って、母はうんと嬉しそう。
わたしは皆さまにご挨拶。
皆さまもにこにこ笑顔で、口々に「よろしくね」と言ってくださった。
おしゃべりのじゃましないように、わたしはそう~っと早々に引き上げた。
あぁ、よかった。
お母さん、楽しそうでホントよかったぁ・・・
ホッとして施設を出て・・・
外の風に吹かれて、はっと思い出した。
小学校のとき、わたしが転校したときのこと。
毎日毎日、新しい友だちできたか、できたか?って母は聞いてくれてたっけ・・・。
今わたし、あのときの母とおんなじ気持ち。
なんか思い出したらボロボロ涙出てきて。
ぽとぽと涙落としながら帰り道を歩きました。
皆さん、どうか母の良いお友だちになってくださいね。
ありがとうございます
2015.12.1