余命を宣告された社長の話
現在も現役ドクターの昇幹夫先生からうかがったお話です。
ある会社の社長さんが癌になられました。
会社をおこし、仕事一筋頑張ってこられた六十代の方だったそうです。
なんとなく体調の変化を感じ、病院で受診したところ、前立腺や肝臓に癌があり、それも末期とのことでした。
生真面目にがむしゃらに働いて働いて、、、まだまだ人生楽しんでいくぞ!というときに、医師から言い渡された言葉が「余命半年」。
病院では手の施しようがないとのことでした。
ご本人だけでなく、ご家族も、目の前が真っ暗になったことでしょう。
「どうしたらいいんだ、、、」
社長は泣くだけ泣いて、一大決心をしました。
会社を後の者に引渡し、身辺整理を始めたそうです。
考えたら、「半年も」時間がある。
いろんなことがまだできる、ありがたいなぁ、と気持ちを切り替えた。
なんと初めての海外旅行にまで行かれたそうです。
その時の楽しさといったら!まったく経験したことのないほど楽しかったそうです。
で、、、、、「余命」と言われた半年後、、、、
なんと社長は前よりも元気になっておられたそうです。
高かった血圧もさがり、肝臓の癌も小さくなったとのこと。
社長の口ぐせは「良くなる、良くなる、きっと良くなる」、その言葉をいつも口ずさんでおられたとか。
その社長は、半年と言われた余命宣告のあと、17年という歳月を生きられて、82歳で亡くなられました。
亡くなるまえまで、全国の癌患者の会で、ご自身の体験をお話され、たくさんの患者さんを励まし続けておられたそうです。
これは「物語」ではなく、昇幹夫先生からうかがった、まったくの「実話」です。
もしもあなたが、また、あなたの愛する人が、医師から「余命宣告」されたとしても、塞ぎこむことはない。
いいえ、塞ぎこんではならない。
医師はたしかに医療のプロです。
身体にいま起きていることを診る専門家です。
しかし、その人の「生きる力」までは診ることはできないのです。
あなたが塞ぎこめば、その生きる力がたちまち弱まってしまいます。
この目の前にある時間「いま」を笑って楽しんで、美しいものや素晴らしいものをいっぱい見出して、生きる力を輝かせてくださいね。
人生はいつでも喜びに満ちているのですから。
宇宙神ありがとうございます
2021.9.1