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スーパーウーマンとその応援団@リハビリルーム

先日、転倒して大たい骨骨折した母、手術も済んで落ち着き、ようやくリハビリが始まった。

これからが大切。

わたしは出張のとき以外は病院に行っているのだけど、わざわざ主治医の先生からケータイに電話があった。

「(母は)リハビリにやる気をださない。

我々がどんなに手を尽くしたとしても、やる気をださない人にはどうしようもない。

このままだとハッキリ言って”寝たきり”になりますよ」。

 

 

そうかぁ~

何事にもやる気を燃やす母だったのに。

これまでの母の人生、やる気のかたまり。超前向き人生。

性別も年齢も人目もプレッシャーもあらゆるもの全て、母のやる気に壁となるものはなかった。

どんな難局をも、性格の明るさとやる気で不可能を可能に書き換えてきたというのに・・・・ね。

 

 

昨日、母のリハビリの時間に付き合うことができた。

ちょうど弟もお見舞いに来て、一緒にリハビリ見守ることに。

「ダメ」「ムリ」「イタイ」を繰り返し、動こうとしない母。

「じゃぁ。足をここまで上げられますか?」

わずかに上がる足。

「わー、お母さんすごいすごい」と弟。拍手して。

さらにあがる足。

「すごいすごい!と弟とわたし。

「立ってみましょう」

シブる母に「やってみよう、ええとこ見せてね!」とわたしたち。

両手で横に渡らせたバー(棒)を持ち、そろそろ立つ母。

「立った立った!すごーーーーーい」

「ゆっくり、歩いてみましょうか」

一歩二歩・・・・三歩、よいしょっと・・・四歩・・・

「すごいすごい!かっこいい、お母さん!」

タイミングよく、息子タクマ(母にとっては孫)もやってきて、一緒に声援。

「おばあちゃん、がんばれ!」

「がんばれがんばれ!」

リハビリルームは運動会の声援さながら。

・・・考えたら、わたしたちも小さい頃、こんなふうに見守られて、声援おくられて、最初はこわごわ、やがて自由に歩けるようになったんやなぁ~

「もう一往復がんばってみましょうか」

「いや、もうムリ。できない」

「おかあさん、今の調子でできると思うよ!上手やったよ!」と、すかさず弟。

「いいや!できない!しんどいの」

「お母さん、お母さんできるよ。いままでもどんなことも乗り越えてきたやんかー、

リハビリくらい、お母さんならパッパ~ってできるって!」

わたしの言葉に再びトライする母。

バーを握りながら、小声でぶつくさ言ってる母。

「こどもにこんなん言われてしもて、もうほんまに・・・」

ぶつくさ言いながら、懸命に足を運んでいる。

小声だったのでよく聞き取れず、ずーっとぶつくさ言ってるのかと思ってたら「うちはみぃんな親孝行、みぃんな親孝行・・・と言っていた。・・・・・キュン!!

 

がんばってや!おかあさん!

まえ以上に元気になろな!わたしらがついてるから!!

 

ありがとうございます^^

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