小さくて大きな駅でのできごと
60代?のご婦人です。
「あのう、天王寺(駅)へはこっちでいいんでしょうか?」
「あ、天王寺ですか。
ええ、こちらから入られて、1番ホームの電車ですよ」
「よかった。ありがとうございます」
「いいえ、どういたしまして」
「あの、私ね・・・」
「え、なにか?」
「私、今朝、千葉から来たのですけれど・・・実は、財布をなくしてしまったんです。
そこにお金をぜーんぶ入れていたというのに・・・」
「ええっ(゜o゜)」
「でもね、問い合わせたら、それが出てきたんですよ。
どなたかが届けてくださってて!」
「まぁ~!それはよかったですね!」
「そうなんです、それで今から天王寺駅にとりにいくんです」
「あぁ~、それは本当によかった!うれしいですね!ほっとされたでしょう!」
「ええ、ええ、肝を冷やした分、余計にうれしくて。
ついあなたにもおしゃべりしちゃいました。
お引止めしてごめんなさい」
「いえいえ、わたしまでうれしくなりましたよ。ありがとうございます」
「喜んでくださって、ありがとう。うれしいわ。
大阪いいところですね」
「うふふ、大阪いいところですよ。楽しんでくださいね。どうぞお気をつけて」
「はい、ありがとうございます。ではいってきますね」
「いってらっしゃい!ありがとうございます」
先日、海外の人が日本のクリーニング店に洋服を出して、とっても驚いた!という話を聞きました。
何が驚いたのなんのって、
“出来上がりの洋服を受け取る際に、クリーニング屋さんが、小銭を小さなビニール袋に入れて「お洋服のポケットに入っていましたよ」と返却してくれた!!!”
そのことだそうです。
いわく、「世界中どこの国にも、そんなことしてくれるところはないよ」とのこと。
一人ひとりが良い心で生きることが良い街を作り、良い国を作ること。
心して「良い国民かどうか」自分の振る舞いを意識したいと思います。
ありがとうございます^^
2014.11.12